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WBC世界フライ級王者の八重樫東(31=大橋)と同門でWBC世界ライトフライ級王者の井上尚弥(21)のダブル防衛戦が9月5日(金)、東京・代々木第二体育館で行われることが決まった。
23日、大橋ジムが都内で発表会見を行い、八重樫は2階級制覇王者でWBC同級1位のローマン・ゴンサレス(27=ニカラグア/帝拳)と4度目の防衛戦に、井上はWBC同級15位、PABAミニマム級王者のサマートレック・ゴーキャットジム(29=タイ)を迎え、初防衛戦に臨む。
※フジテレビ系列で放送予定。
チケット問合せ/大橋ジム TEL.045-314-1994 チケット料金 SRS:(,000 RS:,000 指定A:,000 指定B:,000 指定C:,000
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大橋秀行会長
会見の冒頭、今回の世界戦を主催する大橋ジムの大橋秀行会長が挨拶に立った。39戦全勝(33KO)の怪物を迎える八重樫には「ロマゴンは正真正銘の最強挑戦者。この試合に勝てば八重樫の人生が変わると思う」とし、日本最速6戦目での世界王者となった井上には「チャンピオンになるより難しい初防衛戦だが、尚弥には油断や一切の隙もない。今回は相手がどうのより、ウェイトが最大の敵となる」とエールを送った。
井上はKO宣言
前回の王座奪取時、減量苦により足がつりながらも6R・TKOで王者アドリアン・エルナンデス(メキシコ)を仕留めた井上。防衛をせずに王座返上、2階級制覇を目指すことも考えられたが、井上は「減量のストレスなくなれば楽しくボクシングができると思うが、やっぱり防衛はしたいし、それがチャンピオンの仕事。ウェイトが一番の問題だが、プロとしてしっかり調整してリングに上がる」と話し、防衛後は階級を上げることを示唆。挑戦者については「対策はこれからだが、何もさせずにインパクトのある結果を残したい」と力強く答えた。挑戦者の戦績は20戦16勝(5KO)4敗。
生命の危機を感じると八重樫
また、かねてより噂されたロマゴン戦が正式に決まった八重樫は「何度ビデオを見ても強すぎて穴が見つからない。今はどうやって戦えばいいのか分からない」と消沈気味。それでも「まだ時間はある。松本(好二)トレーナーとしっかり戦略を練っていきたい。8割方は僕が負けると予想すると思うが、それを覆してこそボクシング、人生の醍醐味。必ずやとは言えないが、悔いのないよう一生懸命に戦い、奇跡を起こしたい」と意気込んだ。
ベテランと若手の競演
今のところ倒されるイメージしか沸かないという八重樫。囲み会見では「足を使えばいいというわけじゃないし、無謀に打ち合ってもダメ。子供も小さいのに、はっきり言って生命の危機を感じる」と冗談混じりにコメント。弱気な八重樫だが、希望が見えない訳ではない。土居進フィジカルトレーナーの下、下半身強化に取り組み続け、その成果は30歳を超えこれまで3度の防衛戦に出ている。八重樫は最後に「踏み込んで打つことができるかが重要になってくる。これが節目の試合となるのか、まだ続く道の途中となるかは分からないが、日本人の強さを世界に見せたい。奇跡を願いながらパンチを打つ」と語り、今はまだ小さな光に望みをつなげていた。
揃っての王座防衛なるか!?
なお、アンダーカードでは大橋ジムのホープ、松本亮(20)と井上拓真(18)の出場も予定されている。