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1年前に、山中慎介(帝拳)の持つWBC世界バンタム級王座に挑み、善戦むなしく12回TKO負けとなったマルコム・ツニャカオ(真正)は、スーパーフライ級で再起。昨年9月以来、8か月ぶりとなった22日、島津アリーナ京都の試合でも、その技巧はさびついておらず、長距離からパンチを駆使して韓国の鄭柱鉉を圧倒した。
鄭柱鉉
だが鄭も韓国王者だけあってタフな心身を持ち合わせ、時折、相打ち気味のフックでクリーンヒットを奪った。
後半は両者がガードを下げて探り合うシーンも多くなり、最終回には鄭がぐらつくシーンも。全体的にツニャカオが主導権を握って舞い続け、大差判定で勝利。敗れた鄭は「最初は自分のペースで入れたと思うが、右ジャブが邪魔になり後半は思っていたことができなかった」と悔しがった。
次は世界とツニャカオ
一方、節目の40戦目に勝利したツニャカオは「会長との練習も2週間くらいしか出来ず調整不足だったが、
スーパーフライ級でこれだけ出来たのは収穫だった」と喜び、次は世界しか見ていないと語った。