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5試合連続KO勝利で6度目の防衛に成功したWBC世界バンタム級王者の山中慎介(帝拳)が24日、大阪市内で一夜明け会見を開いた。
かつて辰吉丈一郎氏が試合をした大阪城ホールのリング。関西ボクシングの聖地での勝利とそれを支えたファンの大歓声を「幸せな時間でした」と振り返った山中だが、試合開始早々の2ラウンドにダウンを奪ったことに加え、地元関西での初凱旋試合で力んだという。「バランスが悪く、攻撃が単発に終わった」と次戦への課題を挙げた。
強い相手に勝つ
「一戦一戦が勝負。試合内容が大事」と話す一方で、強い相手に勝つことで海外での評価も上げていきたい山中は「他団体のチャンピオンとの統一戦や上の階級のチャンピオンに挑戦してみたい」と、さらなる飛躍に意欲をみせると具体的には、ひとつ上の階級でWBC世界王座に就いているレオ・サンタクルスの名前を挙げた。
強い山中
昨夜敗れた長谷川穂積(真正)に話が及ぶと「日本ボクシング界を引っ張ってきた人。自分も長谷川さんのような存在に近づきたい」と、コメントを残した。
野外で会見
「2ラウンドにダウンを奪った後、9ラウンドまで戦ったことでいい経験が積めた」との見解を示した帝拳ジム浜田剛士代表も「みんなが強いと思う相手に挑んでいけばよい」と、山中のチャレンジャー精神を後押しした。