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東京・大田区総合体育館で開催されるダブル世界戦を2日後に控えた4日、都内のホテルで記者会見と調印式が行われた。アドリアン・エルナンデス(28=メキシコ)の持つWBC世界ライトフライ級王座に挑戦する同級4位の井上尚弥(20=大橋)は「必ず勝って歴史的な日にする」と意気込みを語った。
※エルナンデス対井上、八重樫東(大橋)対オディロン・サレタ(メキシコ)のダブル世界戦は6日(日)夜10時から11時15分(延長対応あり)の枠で放送される予定。
※エルナンデス対井上、八重樫東(大橋)対オディロン・サレタ(メキシコ)のダブル世界戦は6日(日)夜10時から11時15分(延長対応あり)の枠で放送される予定。
大勢の報道陣が詰めかけた
ジムの先輩でもある八重樫東と一緒にマスクを着けて登壇した井上は、減量の影響か眼窩が落ち窪んだ印象だった。それでもマイクを手にすると高揚した様子も見せず、「コンディションはバッチリ」と落ち着いて話した。
調印書に初めてサイン
勝てば国内最速の6戦目での戴冠となるが「まずは勝たないと意味がない。何が何でも勝つ戦い方をしてベルトを取りたい。KOは流れのなかで起こることだが、そうなったらしっかり倒す。必ず勝って記録をつくり、歴史的な日にしたい」と無表情のまま意気込みを口にした。
アドリアン・エルナンデス
これに対し5度目の防衛戦となるエルナンデスは「映像で見た井上は強い印象だが、練習の成果を出し切り勝ってメキシコに帰る。全力で試合に臨む」と、こちらも表情を崩すことなく決意を語った。
グローブチェックも初
なお、エルナンデス対井上の試合はマイク・グリフィン氏(カナダ)がレフェリーを務め、スティーブ・モロー(米)、グイド・カバレリ(イタリア)、ドン・グリフィン(米)の三氏がジャッジを担当する。使用グローブは日本製8オンスで、エルナンデスが赤、井上が黒を選択した。試合はWBCルールに則って行われ、偶然のバッティングで続行不可能になった場合は5回開始ゴングが鳴る前であれば負傷引き分け、その後は負傷判定が採用される。3ノックダウン・ルールは適当されない。また、4回と8回終了時に採点を公開するオープン・スコアリング・システムが採用される。
前売り券は完売だが、試合日に会場で当日券が発売される予定になっている。
前売り券は完売だが、試合日に会場で当日券が発売される予定になっている。
気合い十分の両者