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ノックアウト・ダイナマイト、WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志(34=ワタナベ)が、オレオレ詐欺(旧名称)撲滅に一役買った。22日、東京・JR大崎駅周辺で品川区、大崎警察署、大崎防犯協会ら50人近くで実施された「お母さん助けて詐欺ノックアウトキャンペーン」に内山率いるワタナベジムの選手、トレーナーが参加。一行は大崎駅周辺の約500mを練り歩き、西口前で啓発チラシを配布した。
注意を呼びかける内山
これまでも地元・埼玉県春日部市の親善大使や一日警察署長、講演活動などを精力的に行い、「夢をあきらめずに努力することの大切さ」を訴えてきた内山は、「年寄りを騙す、ずるい奴らは絶対に許せない」と怒りを口にした。「かつて、僕の母もこの詐欺で騙されそうになりました。僕が殴るわけにはいかないが、悪い奴が一人でもいなくなるよう、少しでも役に立ちたい」と語り、道行く人に注意を呼びかけた。
ワタナベジムのホープたちも参加
渡辺均会長も「詐欺に合わないためには声を掛け合うことが大切。また、ウチの選手がロードワークを兼ねた防犯パトロールを行っていますので、なにかあったら遠慮なく声をかけてください」と地域の安全にも言及した。
自らもチラシを配った
今週木曜日にリフレッシュも兼ねた3泊4日の沖縄キャンプから戻ってきた内山だが、まだ右を思い切り打つことができないため、本格的な練習は3月に入ってから。ソチ五輪もよく見ていたと話し、スキージャンプ男子のラージヒルで銀メダルを獲得した41歳の葛西紀明選手には、年を重ねた同じアスリートとして刺激を受け、女子フィギュアスケートの浅田真央選手(23)には「ショートプログラムからよく立て直した。凄い精神力です」と絶賛した。
ピーポくんが王者を挑発!?
気になるのはやはり内山の次戦だが、渡辺会長は「暫定王者ブライアン・バスケス(26=コスタリカ)と統一戦をしなければならないが、バスケスが4月に防衛戦をするので決まるのはその後でしょう」と明かした。1年前の統一戦で豪快にバスケスを叩きのめした内山も「誰が相手でもしっかりと準備をするだけ」と意気込んだ。
地域の安全を守るワタナベジム