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[動画・世界戦発表]2014.2.13

尚弥「必ず塗り替える」

 4月6日の大田区総合体育館で「怪物」は本当に「あの記録」を狙う!
 井上尚弥(20=大橋)が次の6戦目でアドリアン・エルナンデス(28=メキシコ)の保持するWBC世界ライトフライ級王座へ挑むことが、2月13日、東京・水道橋の東京ドームホテルで発表された。試合は『ダイヤモンドグローブSP』としてフジテレビも後援に行われ、16時からアンダーカードが開始される。メインイベントはジムの先輩、そして世界王者としても先輩にもなるかもしれない八重樫東の防衛戦との豪華ダブルだ。
井上&八重樫
「井上に興味を持ってもらうために宣言したことで、彼がスター街道に乗りきった以上、絶対的なこだわりはありません」
 デビュー前から目標として掲げられた世界王座の日本史上最短奪取について、大橋ジムの大橋秀行会長はそう語っていたが、もちろん、狙うのをやめたわけではなかった。
 交渉の結果、ほぼ決まったのは今週初め。今日の会見を半ば緊急で告知する流れとなった。挑戦決定について同会長は「日本王座、東洋太平洋王座を獲って必然的にここへ来た。それは井上がボクサーに大切な運を持っているということ」と語った。
 井上自身も「記録には意識してこなかったが、こうなった以上、必ず記録を塗り替えます。それが応援してくださったみなさんへの恩返し」とためらいはまったくなかった。王者のエルナンデスは今月にジャニエル・リベラを相手に4度目の防衛をしたばかり。29勝(18KO)2敗1分の好レコードを持ち、“ビッグ・バン”の異名を持つパンチャーだ。井上はエルナンデスが長身でキャリアが豊富であることに危険性を感じている。「怖さより巧さを感じる選手。乱打戦にならないように足を使いたい」と作戦を語った。

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