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[試合後会見]2014.1.18

空位のミニマム級王座は…

 前王者の原隆二(大橋)が返上した日本ミニマム級王座決定10回戦が、タイトル初挑戦同士の日本同級1位、大平剛(29=花形)と日本同級2位、多打魔炸獅(24=TI山形)の間で17日、後楽園ホールで行われた。
 今年初のチャンピオンカーニバルでは、日本タイトル初のオープンスコアリングシステムが試験的に採用され、5Rに途中採点が伝えられた。
 また、会場には高校4冠、日本同級8位、東洋太平洋同級6位の田中恒成(18=畑中)が観戦に訪れ、王座の行方を見つめていた。
多打の左フック炸裂
 試合は、サウスポーの大平が初回から偶然のバッティングで右目上を負傷するも、プレッシャーをかける多打をアウトボクシングで捌き続け、途中採点は48-47、49-46、50-45の3-0とリードで折り返す。多打も得意のフックで大平を追うが、詰めてもスピードで上回る相手に決定打を打たせてもらえず。単調さが目立ち、ボディへの攻撃も少ない。逆に途中採点を聞き心理的優位に立った大平は、ワンツー・フック、左ストレートの回転数も増し、最後まで足を止めずに動き続けた。
 判定は98-92、98-92、99-92と大差がつき、大平が空位の王座を獲得。大平はこれで15戦9勝(1KO)3敗3分、敗れた多打は13戦9勝(5KO)3敗1分となった。
調子は良かったが
 今回のためにフィリピンへ2ヶ月間の合宿を行い、コンディションも今までで一番良かったと話す多打は「もっと打ち合いたかったが、大平選手は想像以上にスピードがあった。当てていても手応えがなかった」と試合を振り返り、途中判定を聞いて「倒さないと勝てないと思ってプレッシャーを増したが、相手のスピードは落ちなかった」とコメントを残した。
大平 剛
 一方、初回の負傷で右目上を約3cm切った大平は、医務室で縫合後に会見を開いた。ベルトを見つめ、「紙一重の勝利だった。ジムにとっても久しぶりのタイトルで嬉しい」と安堵の表情となった大平は、今月21日に68歳の誕生日を迎える花形進会長に「いいプレゼントができました」と笑顔を見せた。花形会長も「最高のプレゼント。指示は動いて打つだけ。あとは全部本人任せだったが、よく動いてくれた」と話し、ジム6人目の日本王者誕生を喜んだ。
喜びの会見
 多打については「想像通り」とした大平は、公開途中採点も「自分のボクシングでポイントが獲れると確認できて良かった」と味方につけていた。最後に「王者となった実感はまだないが、防衛を重ねチャンピオンとして皆に認めてもらえるように磨きをかけたい」と抱負を語り会見を終えた。
田中 恒成
 元WBA世界ミニマム級王者、星野敬太郎氏(現コパン星野敬太郎ジム会長)以来、ジムで2人目のミニマム級王者となった大平。星野氏に続くとのコメントも期待したが、「今は世界がどうのよりも実績を残したい」と、しっかりと足元を見ていた。しかし、狙われる立場となった新王者には、早くも"中京の怪物"田中が「3月に試合を予定しているが、すぐにでもやりたい。チャンピオンを倒す自信はある」と挑戦者に名乗りを上げた。

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