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東洋太平洋ライトフライ級王者の井上尚弥(20=大橋)が14日、都内のスタジオでWOWOW「週刊ボクシングnavi」の収録に臨んだ。井上が紹介するのは27日に放送されるフィリピンの軽量級王者、ドニー・ニエテス(WBOライトフライ級)とメルリト・サビーリョ(WBOミニマム級)の回。標的のひとりでもあるニエテスに関して、井上がどんな分析をしているのか要注目だ。
井上尚弥
井上は13日には神奈川県座間市の成人式に出席。約1300人の新成人を代表して1ラウンド分に相当する3分のスピーチを行ったばかり。そして翌日のこの日はWOWOWの収録だった。「こういうボクシングの取材や収録は楽しいですね」と、笑顔をみせた。昨年12月6日にプロ5戦目で東洋太平洋王座を獲得してから約1カ月。すでにジムワークやフィジカル・トレーニングにも精を出しており、充実した日々を送っている。
気になる世界挑戦だが、早ければ4月にもセットされそうな気配だ。当初、井上はIBF王者のジョンリエル・カシメロ(比)に焦点を合わせていたというが、IBFがキャリア10戦以下の選手をランクインしないことが判明したため、ここに来て標的を変更せざるを得なくなったという。WBAの井岡一翔(井岡)とはすぐの対戦は難しく、またWBC王者アドリアン・エルナンデス(メキシコ)は2月に防衛戦を控えているため、時期的に難しい。となると必然的にWBO王者のニエテスに標的が絞られることになる。奇しくもエキサイトマッチのPRミニ番組「週刊ボクシングnavi」では、その標的の第一候補ニエテスの試合(対サミー・グティエレス)を紹介したわけだ。井上は「まだニエテスの試合は1試合しか見ていない」と前置きしたうえで「スピードや動きという点では特別なものを感じないけれど、僕が前回の試合で対戦したフィリピンの選手(へルソン・マンシオ)とはすべての点で別次元の強さだと思う」と気を引き締めていた。そして「正直言って現時点では不安要素は若干あるので、これからの練習で自信をつけていく」と加えてスタジオをあとにした。
4月にも世界挑戦!?
井上が出演する「週刊ボクシングnavi」は23日(木)午前11時(WOWOWライブ)、25日(土)午前4時35分(WOWOWライブ)、同日夜9時45分(WOWOWプライム)で放送の予定。また、ニエテス対グティエレス、サビーリョ対カルロス・ブイトラゴ(ニカラグア)、ジョバンニ・セグラ(メキシコ)対エルナン・マルケス(メキシコ)の軽量級3試合を放送するエキサイトマッチ本編は今月27日(月)夜8時からWOWOWライブで放送される。