リーチ差5.5cm一翔不利

　 大晦日のWBA世界ライトフライ級タイトルマッチを二日後に控え、チャンピオンの井岡一翔(24=井岡)と挑戦者のフェリックス・アルバラード(ニカラグア)が、大阪市内の多根病院で予備検診を受けた。

　最初に会見を開いた井岡は「しっかり準備ができたので問題ありません」と落ち着いた様子で、相手の印象を聞かれると「ビデオで何回か見ましたが、印象は変わりないです。あとはリングに上がって白黒はっきりさせるだけですね」と意気込みを語った。3年連続大晦日KO勝利がかかる今回の試合には「KOは自然と試合の流れで出るもの。そんなに簡単に勝たせてもらえるとも思っていないのでしっかり勝つことに集中します」と会見を締めくくった。

　会見に同席した井岡一法会長は「今回は100%の仕上がりちゃいますか。前半集中して中盤から後半にかけて試合が決まると思う。世界戦やし、レベルの高いところで勝負ができる。楽しみにして欲しい」と、ボクシングにわいた2013年の真打ちに相応しいリングになることを誓った。

　続いて挑戦者アルバラードが会見を開き「コンディションはパーフェクトにきている。日本は寒いが問題はない」と準備万端をアピールし「リーチがこちらの方がある分(5.5cm差)有利に試合ができるはずだ。今非常にハングリーな気持ちでいるのでベルトを必ずニカラグアに持ち帰る」と意気込みを語り会場を後にした。

WBA世界ライトフライ級戦
◾︎予備検診
王者:井岡一翔
身長:164.8cm
胸囲:89.0cm
首周:33.2cm
リーチ:168.0cm
血圧:116/80mm/Hg
脈拍:39/min
体温:36.2℃

挑戦者:フェリックス・アルバラード
身長:162.5cm
胸囲:83.2cm
首周:34.0cm
リーチ:173.5cm
血圧:111/62mm/Hg
脈拍:44/min
体温:36.6℃