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22日、和歌山市内のビッグウェーブでWBC世界女子フライ級タイトルマッチ10回戦が開催された。初防衛を地元和歌山で飾りたい真道ゴー(26=クラトキ)と二回目の来日で悲願の王座奪取を目指すフディス・ロドリゲス(メキシコ)の激しい激突の行方は。
初防衛に成功
2R終了間際、王者・真道人生初のダウンを喫する波乱から一進一退の攻防を演じた両者。4R終了時採点は(2-1)で真道を支持。中盤、ロドリゲスも接近しボディ打ちに冴えをみせ7R終了時採点は(1-0)とドローが二者で試合の行方が分からなくなった。ラスト2Rは真道もセコンドの支持を無視し脚を止め激しい打ち合いを演じる。ジャッジ3者とも真道を支持(3-0)し真道が地元和歌山での初防衛に成功した。
油断大敵
「地元和歌山での初防衛ですし、勝ててよかったです」と安堵した様子の真道は「人生初ダウンです、スパーリングでも試合でも今まで一回もない。油断があったかもしれないですね。でも人生の良い経験です」と初ダウンを振り返った。「次戦どうなるかわからないですが、誰とでもやります。逃げることはしたくない」と早くも来年の2度目の防衛戦に意欲をみせ会見を終えた。
満面の笑み
会見に同席したクラトキジム原田哲也会長は「今日の出来は80点。前半のダウンだけでしょうね、悪かったのは。後は出入りを激しく左ジャブで相手の出端を抑える作戦だったので、上出来です」と愛弟子の出来に合格点を与えた。「次戦はまだ何も決まっていないが、5月か6月にはまた和歌山でやりたいね」と満面の笑みで会見を終えた。
フディス・ロドリゲス
一方、前半に王者からダウンを奪い順調な滑り出しをしたかに見えたロドリゲスは「チャンピオンにずっと足を使われた。パンチも強いとは思わなかったけど、バッティングが多くやりにくかった」と試合の感想を語り、大きく腫れ上がった額をアイシングしながら「ココはアウェイだから判定には文句はない。ただ、リベンジマッチさせて欲しい」と悔しさをにじませ控え室を後にした。