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9日の後楽園ホールは来場者数約1500とあって熱気に包まれていた。この日、ボクモバが注目したのは、セミファイナルのリング。伊藤雅雪(伴流)と山田健太郎(全日本P)によるスーパーフェザー級8回戦の試合。
写真は右からの返し
試合の決着は、2ラウンドに突然訪れた。青コーナーの山田が踏み込んで右を出そうとした瞬間、伊藤は頭を左に傾けて右ショートをコンパクトに打ち抜いた。勢いよく倒れた山田を抱きかかえたレフェリー福地勇治は、大きく手を振って試合を止めた。
13勝目を飾った伊藤はまだ負けなし
「相手が自分の右に右を合わせてきたのがわかったので、頭を左にずらして右ショートを打ちました。練習してきたパンチなので良かったです」と笑顔を見せた伊藤だが「最初の入りが良くなかったですね。KOを狙いすぎたのかもしれません。山田選手はすごく強かったので、勉強になる試合でした」と冷静に試合を振り返った。
来年も伊藤雅雪に注目
来年もさらなる飛躍が期待される伊藤雅雪に注目したい。