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12月3日の後楽園ホールでは、木村章司・菊井徹平引退記念に、長谷川穂積がスパーリングパートナーとして登場するなど観客を沸かせた。そのメインイベントとなった「OPBF女子ミニフライ級王座決定戦」では、2度目の対戦となる花形冴美(花形)と黒木優子(YuKO)が女の意地を賭け、激しい打撃戦を展開した。
決着ならず
開始直後よりスピードのある打撃戦を展開する両者は4ラウンド終了時(38-38/38-37/39-38)2-0で花形が優勢となるも、5ラウンドから黒木が巻き返し、ドローとなった。
花形冴美
試合後のリング上で涙した花形は控室に戻り、「自分が下手くそなだけです」と話すと「勝ったかなとは少し思った」と涙の理由とも取れる心境を明かした。黒木の印象について「前回よりは前に出てきている感じはあった。それが攻められていると取られたのかもしれない」と分析した。再戦について「自分は誰とでもやるし、ここでつまずいているようじゃ上には上がれませんから」と話す花形の眼から涙は消えていた。
黒木優子
「最初からもっと行かなきゃダメだった」と悔しそうに話す黒木は「4ラウンドまでの判定では勝っていると思ったので、5ラウンドからは更にプレッシャーを掛けていった」と明かした。「練習通りにできない場面があったが、次への修正点が明らかになりました」と笑顔をみせた黒木は、花形との再戦について「1回目が負けで、2回目がドローでは、まだまだ修行が足りない。集大成という状態で再戦したいですね」と明るく答えた。