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バンタム級のホープ同士の対決が実現することになった。東洋太平洋王者でWBC11位の椎野大輝(27=三迫)に、元日本王者で現在はWBC2位、WBO3位、IBF14位にランクされる岩佐亮介(23=セレス)が挑む12回戦が12月6日、東京・両国国技館で行われる。WBA王座を亀田興毅(26=亀田)、WBC王座を山中慎介(30=帝拳)、WBO王座を亀田和毅(22=亀田)が占めている世界のバンタム級トップ戦線。その間に割って入る資格を得るのは、椎野なのか、それとも岩佐なのか。
互いに目を合わせず
かたちの上では岩佐が椎野の持つ東洋太平洋に挑戦する試合だが、椎野は「防衛戦という気持ちはありません。僕が世界上位の岩佐選手に挑戦させてもらう試合」と位置づけている。これに対し岩佐は「日本人最強を決める戦い」と話し、「大きな舞台で戦えることを光栄に思います。そのなかで自分が一番目立てるように頑張る」と意欲をみせている。
椎野大輝
両者は過去にスパーリングで手合わせしたことがある。「2回か3回、合計で10ラウンドちょっとだと思います」(椎野)「合計で10ラウンドぐらいやったはずです」(岩佐)と、両者の記憶は一致している。内容に関しては、岩佐は「……」と珍しく口を閉ざしたが、椎野は「やりにくいんですよ。僕はサウスポーは得意じゃないので」と苦手意識を隠そうとはしなかった。それでも「判定の勝負は考えていません。KOで勝って世界ランクをいただきます」と自信をのぞかせた。
岩佐亮介
このところ課題を残す試合が続いている岩佐だが「今回は高いモチベーションで試合できるはず。いまからワクワクしています」と並々ならぬ意欲をみせた。「ここで頑張らないと次がない。注目される試合なので、自分のボクシングをして勝ちたい」と話した。世界への先陣争いに要注目だ。