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井上拓真が12日、プロ転向の意思を表明した。昨年、高校初の7冠獲得で注目を集めた日本ライトフライ級チャンピオン、井上尚弥(大橋)の弟で、2011年インターハイと今年3月のJOCジュニアオリンピックカップで優勝した神奈川県立綾瀬西高校三年の井上拓真が12日、横浜市内の大橋ジムで会見を開き、10月21日に後楽園ホールで公開プロテストに挑むことを発表した。
記者会見
21日に行われる公開プロテストではWBA世界フライ級6位の村中優(フラッシュ赤羽)を相手にスパーリングを行う予定だが「世界ランカーを相手にどこまでできるか試したい。誰が見ても面白いボクシングをする選手になりたい」と17歳は目を輝かせた。
大橋ジムはまだまだ熱い
「兄がライバルです」と断言する拓真は、兄の尚弥が小学一年生で本格的にボクシングを始めると、見よう見まねでボクシングを始めたという。「ノニト・ドネアのような柔らかい動きを取り入れたい」と本人は話したが、父でトレーナーの慎吾氏は「ファイター寄りのボクサーファイター。気の強さは尚弥以上」と次男のボクシングスタイルを表現した。
兄、井上尚弥
「あぶないですねえ。僕がデビューした時よりも強いと思いますね」と、弟の記者会見をジムの片隅で見守った尚弥が、ボクサーとしての弟の印象を明かすと「攻撃的でやりづらいボクサーですよ」と記者陣に弟を紹介した。
井上兄弟旋風に期待
プロテストに合格すれば、12月にプロデビュー戦を計画中と明かした大橋秀行会長は「尚弥と違う強さを持った選手。特に体が強い」と印象を語った。
アマチュア時代、拓真のライバルで、11月10日に世界ランカーを相手にプロデビュー戦を迎える田中恒成(畑中)などアマエリートのプロ転向というニュースが相次ぐ中、2020年東京オリンピックの開催が決まった。日本プロボクシング協会会長を務める大橋会長は「日本ボクシング連盟の山根明会長とも話し合い、プロとアマチュアが協力して東京オリンピックに備える」とボクシング界の発展に尽力することを誓った。
アマチュア時代、拓真のライバルで、11月10日に世界ランカーを相手にプロデビュー戦を迎える田中恒成(畑中)などアマエリートのプロ転向というニュースが相次ぐ中、2020年東京オリンピックの開催が決まった。日本プロボクシング協会会長を務める大橋会長は「日本ボクシング連盟の山根明会長とも話し合い、プロとアマチュアが協力して東京オリンピックに備える」とボクシング界の発展に尽力することを誓った。
井上拓真
■井上拓真
平成7年12月26日生(17歳)
神奈川県座間市出身
アマチュア戦績:57戦52勝(14RSC)5敗
アマチュアタイトル
・2011年8月 インターハイ優勝
・2012年3月 JOCジュニアオリンピックカップ優勝
・2011年4月 世界ジュニア選手権ベスト16
■右ボクサーファイター
■ライトフライ級
平成7年12月26日生(17歳)
神奈川県座間市出身
アマチュア戦績:57戦52勝(14RSC)5敗
アマチュアタイトル
・2011年8月 インターハイ優勝
・2012年3月 JOCジュニアオリンピックカップ優勝
・2011年4月 世界ジュニア選手権ベスト16
■右ボクサーファイター
■ライトフライ級