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歴史的な世界戦ラッシュの真打を務めた井岡一翔(井岡)。WBA世界ライトフライ級タイトル戦が11日、大阪市内のボディメーカーコロシアムで行われ8600人のファンが会場に集まった。
ノックアウトの瞬間
夏の終わりは突然訪れた。7ラウンドに左右のボディラッシュで、一気に勝負に出た一翔は、左ボディで棒立ちになったクワンタイに左フックを振り抜くと圧巻のノックアウト勝利で2度目の防衛に成功した。
井岡一翔と一法会長
「試合に勝ててよかったが、試合が終わって課題がまた見えました。うれしさより冷静に試合を振り返っているボクがいます」と表情を変えずに話し始めた一翔は「身体と気持ちが連動するのに時間がかかりました。宮崎の試合を見て力んでしまったかもしれません」とこの日はじめて笑顔を見せた。
勝ってもクール
「いつでも3階級目の試合ができるように準備をしていきます。また切り替えて頑張ります」と静かに会見を終えた。
試合後に握手
「一言で言えば、感無量やね。宮崎で馬力を使いすぎた」と、ダブル世界戦を終えて、ホッとした表情を浮かべると「技術的なことを言えば、100点はあげられないが合格点。まあ、(相手は)ええ選手やったし、お客さんに喜んでもらえたんとちゃうかな」と試合を振り返った。「3階級制覇については、またチャンスをもらわんといかんから、そのへんはプロモーターとして頑張ります」と話し、笑顔で会見を終えた。
クワンタイ
「12ラウンドまで出来ると思ったが残念」とサバサバとした表情で話したクワンタイは「打ち合いになると思ったが、井岡の方が速かった。」とチャンピオンを称えると「ボディと左フックが効いた」と、試合が決まったノックアウトシーンを振り返った。今後に関してはマネージャーと話し合ってから考えると話したクワンタイは「タイよりも日本のリングの方が綺麗だった」と話すと笑顔で会見を終えた。