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56年ぶりの日本ヘビー級王座決定戦や次期挑戦者決定戦、さらに土屋修平対中谷正義のランカー対決など、25日の後楽園ホールは好カードの連続に湧いた。そんなイベントに華を添えたのがモデルとしても活躍する女子ボクサー、高野人母美(ともみ/26=山上)だった。
高野人母美
4月のデビュー戦で32秒KO勝ちを収めている高野は後楽園ホールは初登場。南側客席から階段を下りてリングインするなど、入場時から湧かせた。コスチュームも上下をピンクで揃えるなど華やかさを強調していた。しかし、試合は慎重になりすぎてか盛り上がりを欠くものになってしまった。13戦(7勝1KO6敗)のキャリアがあるヨッカオ・ローエイシティジム(22=タイ)に終始プレッシャーをかけながらも、決定的な場面を作り出すことがきないまま4Rが過ぎた。判定は3対0で文句なしに高野の手が挙がったが、本人も客席も消化不良の感はぬぐえなかった。
リングの華、次に期待
「納得のいく試合ができませんでした。手が出ないし、気持ちにも余裕がありませんでした。手を出さなくちゃと思っていたのに下がってしまい、全然ダメでした。初めての後楽園ホールということでデビュー戦よりも緊張しました」と、表情は浮かなかった。それでもカメラを向けられると笑顔を見せるなど、高いプロ意識は感じさせた。