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56年ぶりとなる日本のヘビー級王座決定戦が7月25日、東京・後楽園ホールで行われる。その試合で拳を交える1位の藤本京太郎(27=角海老宝石)と2位のオケロ・ピーター(41=緑)、さらにアンダーカードに出場する選手らが10日、角海老宝石ジムで揃って会見に臨んだ。
復活に尽力してきた中屋会長
日本のヘビー級王座は1957年5月4日、片岡昇(不二)が中越豊(谷島)に判定勝ちを収めて獲得したが、挑戦者が現れなかったため翌年1月付でコミッションが保留としていた。今回の藤本対ピーターの決定戦はそれ以来の歴史的な試合ということになる。
会見の模様
会見に臨んだ元K-1王者の藤本は「ボクシングでもベルトが欲しい。死ぬ気で練習して試合後には手を挙げられたい」と意気込みを口にした。これに対し東洋太平洋王座を9度防衛し、世界王座にも挑戦した経験を持つピーターは「(藤本は)よく動く選手。でも僕が勝ってベルトを持ち帰ります」と流暢な日本語で答えた。
竹原と樋高も気合十分!
前座ではヘビー級の次期挑戦者決定戦、樋高リオ(32=渥美)対竹原虎辰(34=緑)の10回戦が予定されている。5月の試合で8回判定負けを喫している樋高は「最近、いい試合ができていないので熱い試合をする」と宣言。一方の竹原は「日本にヘビー級タイトルが設けられるなんて、以前では考えられなかったこと。挑戦者決定戦も注目を浴びるので光栄」と話した。
1試合目から豪華なカードが揃った
セミファイナルにはモデルとしても活躍する女子ボクサー、高野人母美(山上)が出場、ヨッカオ・ローエイシティジム(タイ)とスーパーフライ級4回戦を行う。4月のプロデビュー戦を1RKOで飾っている高野は「憧れの後楽園ホールでの試合。いい結果を残したい」と話した。また、前座の第3試合では、日本ライト級6位の土屋修平(26=角海老宝石)対同級11位の中谷正義(24=井岡)の8回戦が組まれている。これが再起戦となる土屋は「この試合で負けたら終わりなので、背水の陣。相手も好戦的なのでいい試合になると思う」と意気込みを口にした。
KAMIKAZE2出場選手
KAMIKAZE2と銘打たれたイベントだけに、当日の後楽園ホールには熱い風が吹きそうだ。