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この4月、八重樫東(30=大橋)はアマチュア時代からの宿敵、五十嵐俊幸(帝拳)を破ってWBC世界フライ級王座を獲得、2階級制覇を成し遂げた。その初防衛戦が8月12日に迫っている。ライト・フライ級時代は統一戦で敗れたため8ヵ月の在位に終わっているだけに、防衛に対する意気込みは並々ならぬものがある。相手は38戦32勝(23KO)5敗1分の強打者、オスカル・ブランケット(28=メキシコ)。会見の席で八重樫は「打ち合いは避け、本来の持ち味であるスピードを生かした出入りのあるボクシングをしたい」と慎重な構えをみせた。