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[ニュース]2013.7.3

拳王タイトル奪取のキーマン

 WBO世界スーパーミドル級タイトル奪取を狙う清田祐三(29=フラッシュ赤羽)だが、日本人初の快挙を達成させるには一人の力では不可能である。
 ボクシングモバイルでは、清田と二人三脚で歩み、王者ロバート・スティーグリッツ(32=独)攻略の秘策を練るトレーナー・古里光明氏に話を聞いた。
古里光明トレーナー
 現在の清田のコンディションを古里氏に尋ねると「3月の試合は減量の失敗がありました。今回は4・5月とミット打ちと走り込みをし、5月中旬からスパー中心の練習に切り替え、いまは身体もかなり絞れている。3日の胡選手とのスパーで、200ラウンドを超えるでしょう。12ラウンドのスパーも何度か経験し、調整は問題ありません」と万全の状態でドイツに乗り込めると語った。
スティーグリッツ
 古里氏は王者の印象に対し「基本的にワンツー主体のボクサーファイターだと考えています。出入りが巧く、こちらとしてはスティーグリッツの距離に付き合わないことが大事になる」と勝利へのポイントとなる一端を話してくれた。
 最後にWBO王座獲得の自信を求めると「4ラウンド以内、遅くても7ラウンドまでには勝負をかけないといけない。ドイツでは王者を倒し、ベルトを巻いて日本に帰ってきます」と意欲を見せた。
チーム拳王
 初の海外試合、アウェイ、日本人にとって未知なる階級と清田の不利は否めない。しかしチーム「拳王」は不可能を可能にするべく、7月13日(日本時間14日)ドイツ連邦共和国ドレスデンのリングに上がる。

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