負けん気vsやる気

　25日、後楽園ホールで開催される「第93回トクホンダッシュ・エアロ」の前日計量が、都内にあるJBC事務局にて行われた。
メインイベントの、東洋太平洋スーパーウェルター級タイトルマッチを飾る両雄に意気込みと心境を聞いた。

■東洋太平洋Sウェルター級王座タイトルマッチ12回戦
王者・チャーリ太田(八王子中屋)VS挑戦者・沼田 康司(真闘)
■日時:6月25日(火)
■会場:後楽園ホール
■お問合せ:八王子中屋ジムTEL.042-622-7222 トクホン真闘ジムTEL.03-3893-2720

　「コンディションは凄くいい。先週でも試合ができたよ」と話す王者・チャーリー太田(八王子中屋)は、68.9kgのアンダーで計量をパス。
　挑戦者の沼田 康司(真闘)について、「ファイティングスピリッツが凄く強いと思ったので、目が覚めた。凄く試合がしたい。ジャブ、ジャブ、ガーンで勝ちます」と自信をみせた。

　所属する八王子中屋ジムのプロモーター・中屋一生氏は、「前回の試合は、二度試合が流れてモチベーション調整がむずかしいまま四月の試合を行った。今回は準備に時間が作れたので、とても良いコンディションで試合ができると思います」と話すと「明日の試合は打合いになるでしょうね。その中でもチャーリーは距離を気をつけるようにしていると言っているので、打合いの中での距離を見ていただけたら面白いかと思います。ただの打合いで終わらないと思います」明かした。

　「明日試合なのに、やる気スイッチが見つからない」と明かす挑戦者・沼田 康司(真闘)は、69.5kgで計量をパス。
現在の心境について、「逃げ出したいです。相手が人間で良かったです。自分は挑戦者なのでガンガン行くか足を使うか、まだわかりません」と話す。

試合の対策について、「秘密の特訓をしています。成果は出ているので、後半が勝負かなと思っています。チャーリー選手は強いので、やられないように気をつけます」と意気込みを語り、「やる気スイッチ、僕のはどこにあるんだろう」と、つぶやきながら会場をあとにした。