和氣「世界に突き進む」

　今年3月、敵地・神戸サンボーホールに乗り込み、和氣慎吾(古口)は東洋太平洋スーパーバンタム級王者・小國以載(VADY=当時)を10回終了TKOで撃破し、ランカー2戦目にしてタイトル奪取を成し遂げた。
　東洋太平洋王者として凱旋する聖地・後楽園ホールのリング、和氣はタイトルを守り抜き、スーパーバンタム級アジア最強として君臨することができるのか…。

■東洋太平洋Sバンタム級タイトルマッチ10回戦
王者・和氣 慎吾(古口)VS挑戦者・菊地 永太(真正)
■日時:6月10日(月)
■会場:後楽園ホール
■お問合せ:古口ジムTEL.03-5995-3337

東洋太平洋Sバンタム級王者
和氣 慎吾(古口)
■初防衛戦に向けて、プレッシャーは感じていますか。
和氣　前回の小國戦よりも、かなりのプレッシャーを感じています。


■格上の挑戦者・菊地選手との一戦、この試合はどんな位置づけになりますか。
和氣　今回はベルトを守るというよりも、菊地選手のWBA世界スーパーバンタム級5位のランキングを奪うことのほうが大事です。当日は挑戦者として臨みます。

■挑戦者・菊地選手にメッセージをお願いします。
和氣　6月10日は世界ランキングを奪いにいきます。そしてベルトには、指一本触れさせません。

■初防衛戦に懸ける意気込みをお願いします。
和氣　俺には世界しか見えていない。何がなんでも勝って、一気に世界へ突き進みます。

■最後に小國以載選手の復帰、移籍については。
和氣　小國選手の復帰は単純に嬉しいですよ。大手のジムで世界も狙いやすくなる。次は世界タイトルを賭けた舞台で会いたいですね。

「ボクモバの目」
　和氣にとって、東洋太平洋タイトルを守ることがボクサーとしての最終目標ではない。
　鬼門の初防衛戦を突破し、和氣慎吾は世界ランキングを急上昇させ、夢への扉を押し開くチャンスを掴めるのか。