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[動画・試合後会見]2013.6.1

赤穂「存在感を発揮する」

 6月1日、後楽園ホールで開催された「第514回ダイナミックグローブ」は、前東洋太平洋スーパーフライ級王者・赤穂亮(横浜光)の再起戦がメインイベントを締め括った。
 昨年の大晦日、当時のWBC世界スーパーフライ級王者であった佐藤洋太(協栄)に挑むが判定で敗退、プロ初黒星を喫した赤穂だが、再び世界最高峰の頂を目指しリングに帰ってきた。
復帰戦に完勝
 ガードを固め様子をうかがうフランシスコに対し、赤穂はブロックの上から思い切りよく左フック・右ストレートを浴びせる。フランシスコは早くも防戦一方となり、赤穂は序盤に主導権を握る。すると4R44秒、赤穂は鋭い右ストレートでフランシスコにコーナーを背負わせ、左ボディ・右ストレートで打ち抜くとフィリピン人はキャンバスに沈み、10カウントが数えられた。
拡大写真
 圧倒的な強さで5ヶ月振りのリング復帰を果たした赤穂は「準備期間が短く、相手も知らされてなかったが、新たなスタートを切ることができた。戻るべき場所に戻ってきたし、後楽園ホールのリングは気持ち良かったですね」と会心の勝利に笑顔を見せた。
勝利者インタビュー
 佐藤戦の敗戦後、引退を口にしたが復帰を決意した理由を尋ねられ赤穂は「次第に、やってろうと考えられるようになった。自分を負かした人間がスーパーフライ級にいるのなら、この階級でもう一度と思えるようになれた。佐藤選手は引退が濃厚といわれているが、無理矢理に戦えという権利も僕にはない…」と佐藤引退の噂に戸惑いをみせた。
再び世界を目指す
 最後に赤穂は「スーパーフライ級なのか、バンタム級なのはかはまだ分からない。今回の復帰戦もウエイトがキツかったですから。ですが復帰したからには、国内で存在感を発揮し、チャンスがくるまで勝ち続けるだけ。小さくまとまるつもりもないし、自分の限界に気付いた訳でもないですから」と改めて世界タイトルがターゲットであることを宣言した。
赤穂のターゲットは?
 今後、赤穂はライバルが奪い獲られたWBC世界スーパーフライ級タイトルに照準を定めるのか、それとも階級を上げバンタム級で新たな戦いをスタートさせるのか。果たして「Wise Guy」赤穂亮の下す結論は…。 

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