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大阪帝拳ジムで13日、アマチュアタイトル6冠のホープ、中澤奨(大阪帝拳)のプロ転向を発表する記者会見が行われた。
計アマ6冠王だった中澤奨
中澤はボクシングの名門、興国高校(現・WBA世界王者の井岡一翔と宮崎亮もOB)在学中に全国タイトルを4度制覇。東農大進学後は、ライバルの藤田大和・健児兄弟(拓大)やロンドン五輪・銅メダリストの清水聡(自衛隊体育学校)に後れを取っていたが、昨年は国体と全日本選手権の両方を制覇。後者の決勝では、藤田大和からスタンディングカウントを奪う快勝で、大会最優秀選手賞にも選ばれていた。
「左フックに自信がある」という中澤。リオデジャネイロ五輪を目指す路線も考えていたが、一方で、元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎(大阪帝拳)への憧れも、胸中にあり続けた。そして今年3月に大学を中退。以後は大阪へ帰郷していた。
「目標は世界チャンピオンです。そのために大阪に戻ってきました。チャンピオンになる前も、なった後も、強い相手と戦って、勝っていきたいです。誰もが強いと思う選手になりたい」
志高く、そう語った中澤に、大阪帝拳ジム吉井寛会長も「必ず世界チャンピオンにしたい」と全力バックアップを約束した。
12日にB級でプロテストに合格した中澤は、8月頃に第1戦を行う予定だ。