試合日程 | 試合結果 | 動画ニュース | ランキング | 選手検索 |
WBA(スーパー)、IBF、WBO3団体統一世界ヘビー級王者ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)は4日(日本時間5日)、ドイツのマンヘイム、SAPアリーナでフランチェスコ・ピアネッタ(イタリア)を相手に防衛戦を行った。
拡大写真
○ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)
6R2分52秒KO
×フランチェスコ・ピアネッタ(イタリア)
6R2分52秒KO
×フランチェスコ・ピアネッタ(イタリア)
拡大写真
33対1のオッズどおりクリチコの圧勝だった。試合開始早々、クリチコは右をヒットしてサウスポーの挑戦者にダメージを与え、易々と主導権を掌握。2、3Rも長い左でピアネッタを寄せつけなかった。4R、クリチコは再び右ストレートをヒットしてダウンを奪う。立ち上がったピアネッタだが、続く5Rにもダウン。今度は左フックだった。一方的な展開となった試合は、続く6Rで終幕を迎えた。ラウンド前半にワンツーでダメージを与えたクリチコは、終盤に右ストレートから左フックをフォロー、この試合3度目のダウンを奪った。キャンバスに這いつくばった挑戦者はロープにつかまりながら立ち上がったがダメージは大きく、レフェリーが続行を許さなかった。こうしてピアネッタはプロ30戦目にして初の敗北(28勝15KO1敗1分)を受け入れることになった。
拡大写真
クリチコは06年4月に獲得したIBF王座の14度目の防衛に成功。WBOは10度目、WBAは4度目の防衛となった。戦績は63戦60勝(51KO)3敗。9月7日か14日に予定される次戦では、WBAのレギュラー王者アレクサンデル・ポベトキン(露)との統一戦が内定している。