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[試合後会見]2013.4.6

チャーリーのパーフェクトゲーム!

 6日、神奈川県の米軍基地・キャンプ座間で開催された「PACIFC BOXING IN CAMP ZAMA Vol.2」のメインイベントは、東洋太平洋スーパーウェルター級王者チャーリー太田(八王子中屋)が登場した。
 アジアのスーパーウェルター級戦線で絶対王者と恐れられるチャーリーは6度目の防衛戦、東洋太平洋同級9位・郭京錫(韓国)を迎え撃ちタイトルを守ることができたのか…。
チャーリーのパンチにも怯まず
 序盤、挑戦者・郭は圧力を掛け接近戦に引き込もうとするが、王者チャーリーは右アッパーでアゴを跳ね上げ、左右ボディでペースを握る。4回終了時、判定3-0(40-37・40-36・40-36)で王者リード。中盤、郭は被弾を恐れず前進するが、チャーリーは冷静に左右ボディ・右アッパーを打ち込む。すると7回、王者は左右ボディで挑戦者からダウンを奪う。8回終了時、判定3-0(79-72・80-72・80-71)でチャーリー。終盤、チャーリーは左右ボディをメリ込ませ、右アッパー・左フック・右ストレートを浴びせるが、タフネス郭はダウンを拒み続けた。王者チャーリーがパワー・スピード・テクニックで最後まで圧倒し、ジャッジ二者がフルマークとなる判定3-0(118-109・120-109・120-107)の完勝劇で挑戦者・郭を退けた。
無類のタフネスぶりを見せた郭
 チャーリーに大差ポイントを奪われ、判定で敗れた挑戦者・郭は「一生懸命戦ったが…。チャンスがあればまた挑みたいが、チャーリーは本当に強かった!!」と素直に敗戦を受け入れた。
カクは強かったね!
 タフネスのコリアンファイターにKO勝利こそ奪えなかったが、自慢の強打を浴びせ6度目のタイトル防衛に成功した王者チャーリーが控え室で会見を開いた。「判定まで行くとは考えていなかった(笑)。挑戦者はタフガイでビックリしたよ!!12ラウンド連打し続けたが、倒すことはできなかった」と郭京錫の打たれ強さに驚きの表情を浮かべた。
座間で戦えて嬉しい!
 久々の試合にコンディションは問題なかったかと尋ねられチャーリーは「今日の朝起きて、試合の感じがしなかった。身体と気持ちを切り替えるのが大変だったよ」と1年半振りのタイトルマッチに試合感が鈍っていたと語り、最後に再び座間キャンプで戦えたことに対し「とても嬉しい!!多くの仲間が喜んでくれた(笑)。そしてファンの前で戦え、そして勝てたことに喜びを感じている」と絶対王者は笑顔を見せた。
チャーリーの次戦は…
 今後の試合プランについて、八王子中屋陣営は「東洋タイトルの防衛、海外進出といくつかのプランとオファーはありますが…。まだ正式にお話できる段階ではなくて」と語り、チャーリーの次戦は未定の状態であるとコメント。
 比類無き強さでスーパーウェルター級アジア最強を証明しているチャーリー太田だが、世界を賭けたリングに上がるビッグチャンスを掴むことはできるのか…。

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