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15日、後楽園ホールで開催された「日比ボクシングフェスティバル」のメインイベントは、WBCユース世界ライト級タイトルマッチがメインイベントを締め括った。
王者"戦鬼"斉藤司(三谷大和)は2度目の防衛戦、"フィリピン期待の新鋭"ジョー・マグシャンと拳を交えた!!
王者"戦鬼"斉藤司(三谷大和)は2度目の防衛戦、"フィリピン期待の新鋭"ジョー・マグシャンと拳を交えた!!
まさかのダウン
世界ライト級"若手No.1"を賭けた戦いは、序盤こそ王者・斉藤が小刻みなステップでリズムを作り、ワンツー・左ボディを挑戦者マグシャンに突き刺し主導権を握る。4回終了時、判定3-0(39-37・39-37・39-37)で王者リード。中盤、マグシャンは強引に踏み込み左右フック・右ストレートで顔面を捕えるが、斉藤も必死のブロックで決定打を凌ぐ。しかし7回、挑戦者はプレスを強め、ワイルドな右アッパー・左フックで王者の腰を沈め、右ストレートでテンプルを打ち抜くと斉藤はキャンバスにダイブ、10カウントが数えられた。
試合後の斉藤
まさかの王座陥落に、呆然とした表情の斉藤だが「練習もロードワークも充分に重ね、本当に自信があった…。課題であるディフェンスの悪さがでてしまったと思う。右のテンプルが効いてしまった」と試合を振り返り、今後については「KO負けのショックで、いまは何もいえない…」と悔しさを滲ませた。
喜びに沸く比国陣営
7回2分48秒、衝撃のKO劇で斉藤をキャンバスに屠り、WBCユース世界ライト級タイトルを奪取したマグシャンが控え室で会見を開いた。「このタイトルマッチが決まり、必死に練習をしてきた。私は勝つためにフィリピンからきた。とても嬉しい!!」とユースのベルトを肩に、新王者は満面の笑顔を見せた。
マグシャンには要注意
斉藤の印象を尋ねられマグシャンは「良いボクサーだが、サイトウは右のボディが弱かった。私も厳しい練習をしてきたので、必ずKOできると思っていたよ(笑)。今回勝てたのは、日本のファンが声援を送ってくれたからだ。心からお礼を言いたい。ドウモアリガトウ!!」と日本のボクシングファンにメッセージを送った。
イベントにはビートきよし氏が登場
2度目の王座防衛に成功し、斉藤陣営としては日本ライト級タイトル挑戦をアピールしたかったが、"虎の子"であるWBCユース世界ライト級のベルトを手放す結果となってしまった。
今回の敗戦を乗り越え、"戦鬼"斉藤司は再起を果たし、チャンピオンロードを目指すことができるのか…。
今回の敗戦を乗り越え、"戦鬼"斉藤司は再起を果たし、チャンピオンロードを目指すことができるのか…。