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[試合後会見]2013.2.28

奇跡は起きたのか…

 27日、川崎市とどろきアリーナで開催された「ホープフル・ファイトVol.13」のメインイベントは、WBA世界フライ級王者ファン・カルロス・レベコ(亜)の牙城に、世界初挑戦となる"壊し屋"黒田雅之(川崎新田)がアタックした!!
 "世界2階級制覇"を成し遂げたレベコと激突し、黒田の拳は"とどろきの奇跡"を巻き起こすことができたのか…。
左:レベコ 右:黒田
 挑戦者・黒田は体格差を活かし、序盤から圧力を掛けワンツー・左フックで攻め込む。しかし王者レベコは素早いステップで前後左右に動き、黒田の強打を空転させ左ボディ・左フックと打ち分け主導権を握る。中盤、挑戦者は圧力を強めるが、王者のスピードは衰えず、左ボディを突き刺し黒田のスタミナを奪い、左フック・左アッパーを浴びせる。終盤、タイトルへの執念を見せる黒田はワンツー・左フックで前に出るが、レベコはスウェー・バックステップで連打を防ぎ、左ボディ・左フック・右ストレートを打ち込む。王者レベコが"巧みな左"で挑戦者・黒田の強打を封じ込め、判定3-0(117-111・117-111・116-112)でWBA世界フライ級王座3度目の防衛に成功した。
レベコが3度目の防衛に成功
 挑戦者・黒田を退け、王座防衛に成功した王者レベコが会見を開いた。「拳を途中で痛めてしまった。これまで2回、拳は骨折している。いまは病院にいって診察してもらわないと状況は分からない。途中から強いパンチが打てなくなったので、ジャブに重点を置きポイントを獲るボクシングに変更した」と拳の負傷を明かし、挑戦者の印象には「体が大きく、壁に向かってパンチを打っている感じだった(笑)。クロダは前に出て我慢するし、とても将来が楽しみなボクサーだよ」と健闘を称えた。
 また日本で戦いたいかと尋ねられレベコは「もちろん!!とても居心地の良い国だし、日本で防衛戦をできて誇りに思っている(笑)。できればWBC世界フライ級チャンピオンのトシユキ・イガラシと統一戦を戦いたいよ!!」とビッグマッチをリクエストした。
現時点での力は出し切った
 世界初挑戦も、王者レベコの分厚い壁に跳ね返された挑戦者・黒田は「自分に出来ることを全てやりました。僕はまだ世界の器では無いということ。これで終わりじゃない。今後は、ただ頑張るだけでは駄目ってことですね」と敗戦を受け入れ、改めて試合を振り返り「先に打っていこうと思い慌ててしまった。レベコの左は見えなかったが、ガードを離さないようにし、左フック・左アッパーをもらわなければダウンはしないだろうと…。それでも余裕がありませんでした」と自分のペースで戦えなっかたことを反省した。
まだチャンスはあると新田会長
 ここで黒田の師である新田会長は「これが黒田の現時点での実力。こんなことを言うのもなんですが…。黒田はまだ強くなる可能性を持っていると思う。チャンスがあればもっともっと、その秘めたる実力を引き出して上げたい」と更なる飛躍に期待を寄せた。
 最後に黒田は「今日はベルトを獲れなくてスイマセン。次はもっと強くなります。会場の大歓声に応えることができなくて悔しい。ここで勝って、チャンピオンとしてまた会場の雰囲気を味わいたかった…」と悔しさを滲ませた。
やはりレベコは強かった
 黒田は"とどろきの奇跡"を実現することは叶わなかったが、レベコと拳を交えたことで世界のボクシングを肌で感じ、今後の糧とすることであろう。 
 世界の目指す"壊し屋"黒田雅之の戦いは、始まったばかりである…。 

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