黒田vsレベコ、身長差10cm!

　今月27日に川崎市とどろきアリーナで開催されるWBA世界フライ級タイトルマッチの予備検診が22日、都内のJBC事務局で行われた。
　初の顔合わせとなった両雄。検診の結果、公称159cmとされていた王者ファン・カルロス・レベコ(アルゼンチン)の身長だが、それよりも低い157cmと判明。 挑戦者・黒田雅之(川崎新田)との差は10cmあることが分かった。

■WBA世界フライ級フライ級タイトルマッチ12回戦
王者ファン・カルロス・レベコ(亜)VS挑戦者・黒田 雅之(川崎新田)
■会場:川崎市とどろきアリーナ
■日時:2月27日(水)
■お問合せ:川崎新田ジムTEL.044-932-4639

　これについてレベコは「いつも黒田と同じぐらいの選手と戦っているので問題はない」と身長差は不利ではないとした。

　減量疲れなのか、夏のアルゼンチンから冬の来日のせいか、若干やつれ顔のレベコだが「減量は順調で日本の冬にも慣れた」とコメント。10日前の来日ですでにスカイツリー、秋葉原、上野と東京観光も済ませたと笑顔も見せた。

　すっかり観光気分のレベコにカチンときたのが黒田専属の孫トレーナー。「川崎も良い街。なんなら案内しますので楽しんでください」と負けてはいなかった。

　囲み取材に移り黒田は「必要以上に緊張はしていない。良い力の抜け方が出来ている」と頼もしい言葉。試合ではやはり"キレる"ことが重要と話した。
　この"キレる"は、イメージトレーニングの一環で言葉によるキーワードが必要らしく、孫トレーナー曰く「やる気スイッチ」だそうだ。黒田を罵るような言葉もあり、温厚な黒田もこの言葉を聴くと、キレてパンチに"切れ"が出て連打に繋がり、実際にスパーリングでも効き目があったとのこと。一番ハマる言葉をいくつか用意していると言うが、当の黒田は「でも本当は言われる前に対応したい」と苦笑していた。

■レベコ 検診結果
身長:157.0cm
胸囲:92.0cm
胸厚:25.0cm
リーチ:162.0cm
血圧:124/77mm/Hg
脈拍:47/min
体温:35.9℃

■黒田 検診結果
身長:167.0cm
胸囲:84.0cm
胸厚:22.5cm
リーチ:171.0cm
血圧:132/81mm/Hg
脈拍:47/min
体温:36.3℃