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神戸中央体育館に集まった3000人の地元ファンが固唾をのむ中、スーパーバンタム級に照準を合わせた長谷川穂積(真正)が55.8Kg のリングに上がった。今後の試金石となる大事なこの一戦の相手には、国内未公認団体WBF世界スーパーバンタム級王者・アルツロ・サントスをメキシコから迎えた。
サントスvs長谷川
試合は打たれないボクシングを心掛けたという長谷川の貫録勝ち。ガードを上げてプレスをかけるサントスの圧力を巧みにかわすと、再三ロープ際まで下がって、相手を誘い込む長谷川のディフェンス力が際立った。
笑顔で会見
試合後の会見で「まだまだしょうもないパンチをもらってしまった」と反省の弁も出たが「駆け引きしてカウンターを狙う作戦だった」とこの試合で試したことを話すと「スーパーバンタムで体が作れたことはよかった」とこの試合の成果を報告した。
Back in business!
密着取材を続けたボクシングモバイルに対し、会見後「今回は綺麗な顔で終わる事をテーマにしてたし、できたと思う。(相手は)パンチは固かったけど、効いたパンチはなかったし、会見でも言ったけど前回の出来は5%。今回は50%くらいは戻った感じです。なるべく期間を開けずに次の試合がしたい。自分としては今回は気持ち良く年を越せるんで、良かったです!」とコメントしてくれた。
メキシコのエリート
試合後の控室に戻ったサントスは「ハセガワは俺のことが怖くて逃げたんじゃないか。もっと打ち合いたかった」と最初は不服そうに話していたが「モンティエルよりも戦いにくかった。また日本で試合がしたいが、次はハセガワが世界チャンピオンになってから再挑戦したい。」と話すと「ロープ際まで詰めたがうまくかわされて攻めきれなかった。効いたパンチはなかったが、キャリアの差があった」と試合を振り返った。
来年が楽しみ
2013年、長谷川穂積の新たな戦いが幕を開ける。