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WBO世界スーパーバンタム級王者ノニト・ドネア(比)は15日(日本時間16日)、米国テキサス州ヒューストンのトヨタセンターで元同級王者ホルヘ・アルセ(メキシコ)を相手に3度目の防衛戦に臨んだ。勝利をつかんだのは4階級制覇王者ドネアか、それとも5階級制覇王者アルセか。
>※ドネア対アルセは17日(月)夜9時からのWOWOW「エキサイトマッチ」で放送予定。
>※ドネア対アルセは17日(月)夜9時からのWOWOW「エキサイトマッチ」で放送予定。
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○ノニト・ドネア(比)
3回2分59秒KO
●ホルヘ・アルセ(メキシコ)
3回2分59秒KO
●ホルヘ・アルセ(メキシコ)
左フックで
ドネアの圧勝だった。8対1というオッズで有利が伝えられたドネアは初回、慎重を期しながらも圧力をかけ、ときおり威圧的な左を振ってアルセを脅かす。挑戦者は珍しく足をつかいながらドネアの周囲をサークル、飛び込む隙をうかがうが入り込むチャンスは皆無だった。
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2回、ドネアが接近した際に右のショートをアルセの顔面にヒット。これで大きくバランスを崩したアルセはグローブをキャンバスにタッチ、ダウンをとられる。大きなダメージは感じられなかったが、試合の流れを決めるダウンといえた。これを機にアルセは積極的に圧力をかけて出るようになったが、ドネアは余裕をもって対応した。
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迎えた3回終盤、ドネアの右ストレートが挑戦者の耳下にヒット。この一撃を浴びたアルセは足を痙攣させながらも踏ん張ったが、左をフォローされてロープ際に崩れ落ちた。ここも立ち上がったアルセはラウンド終了のゴングに逃げ込めるかと思われたが、そこにドネアの強烈な左フックが一閃。今度は背中からキャンバスに叩きつけられ、アルセは立ち上がる気配を見せないままローレンス・コール・レフェリーにカウントアウトされた。2回までの採点は三者とも20対17でドネア優勢だった。
5階級制覇王者に圧勝したドネアは32戦31勝(20KO)1敗。「簡単に勝てるとは思っていなかったが、いいタイミングで右が当たった。左の拳? 大丈夫。もしも試合中に折れたとしてもパンチを出し続けるつもりだった。しばらくは休みたい。来年はスーパーバンタム級、フェザー級の両方を視野に入れて考えたい」とリング上でコメントした。
敗れたアルセは71戦61勝(46KO)7敗2分1無効試合。「いい感じでいっていたと思うが、ドネアのパワーにやられた。これがラストファイト。これからは解説の仕事をしたりしながら家族と過ごすよ」と、こちらはリング上で引退を表明した。
アンダーカードにはWBC世界スーパーバンタム級1位のビクトル・テラサス(メキシコ)が登場し、ファン・ルイス(米)とのフェザー級8回戦に臨んだが2対1の判定勝ちに留まった。テラサスは前進を続けるルイスを持て余した印象が強く、見栄えの悪い勝利だった。採点は78対74の同じスコアで割れ、もうひとりは79対73でテラサスを支持していた。次戦がアブネル・マレス(メキシコ/米)への挑戦となりそうなテラサスは39戦36勝(20KO)2敗1分。これで6連敗となったルイスは35戦23勝(7KO)12敗。
敗れたアルセは71戦61勝(46KO)7敗2分1無効試合。「いい感じでいっていたと思うが、ドネアのパワーにやられた。これがラストファイト。これからは解説の仕事をしたりしながら家族と過ごすよ」と、こちらはリング上で引退を表明した。
アンダーカードにはWBC世界スーパーバンタム級1位のビクトル・テラサス(メキシコ)が登場し、ファン・ルイス(米)とのフェザー級8回戦に臨んだが2対1の判定勝ちに留まった。テラサスは前進を続けるルイスを持て余した印象が強く、見栄えの悪い勝利だった。採点は78対74の同じスコアで割れ、もうひとりは79対73でテラサスを支持していた。次戦がアブネル・マレス(メキシコ/米)への挑戦となりそうなテラサスは39戦36勝(20KO)2敗1分。これで6連敗となったルイスは35戦23勝(7KO)12敗。