王者を追うもの

12月1日に後楽園ホールにて開催される、日本Sフェザー級タイトルマッチ10回戦の前日計量が都内にあるJBC事務局で行われた。

■日本Sフェザー級タイトルマッチ10回戦
王者・金子 大樹(横浜光)VS挑戦者・加治木了太(大鵬)
■日時:12月1日(土)
■会場:後楽園ホール
■お問合せ:横浜光ジムTEL.045-584-7661 大鵬ジムTEL.06-6700-0300

　王者・金子、挑戦者・加治木ともにリミットの58.9kgで計量をパスし、決戦のゴングを待つだけとなった。
　今回が初のタイトル挑戦となる加治木に、意気込みを聞いた。

日本Sフェザー級1位・加治木了太(大鵬)
■体調はどうですか?
加治木　過去にないくらい絶好調ですね(笑)。

■金子選手の印象はどうでしたか?
加治木　ビデオで見たときはメチャデカいと思ってたんですけど、今日見た感じでは思ってた程デカいと感じなかったです。

■初のタイトル挑戦となりますが対策は?
加治木　小さい奴がデカい奴に勝つっていったら大体、限られてくる。距離を潰すとか中に入るとかに重点が置かれると思うけど、やってみなきゃ分からないですね。

　加治木選手のトレーナーを務める大鵬健文会長も現役時代に協栄ジムに所属した経験を持つ。会長いわく、「自分の選手時代にとても似ている選手。パワーもついたし体調もよく最高の仕上がり。」と太鼓判を押した。
　とてつもなく大きな存在として王者をイメージしていた加治木選手。だが、本物を目の当たりにしその違いに気づく。それは自分もまた大きく成長している現れだろうか。果たして勝敗の行方はいかに。