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今日29日から1回戦が始まる第3回世界ユース選手権アルメニア・エレバン大会。日本からも、49kg・田中恒成/52kg・小林将也/56kg・藤田健児/60kg・秋山佑汰/64kg・沖島輝/69kg・南野瑛文ら、6人のホープがエントリーしているが、そもそも世界ユースは、歴史と壮大さを兼ね備えたビッグイベントにも関わらず、日本のファンにとって、馴染みの浅い存在なのは、間違いあるまい。そこで今回は、日本のホープたちが、世界の壁を痛感させられ続けたユースの歴史をおさらいしてみよう。
前回ベスト16の井上と前々回ベスト8の戸田
19才未満を対象に行われた第1回世界ジュニア選手権は、1979年の横浜で行われた。日本はここで、瀬川正義、土口博司、東弘樹、市川浩による4個の銅メダルを獲得したものの、これ以上の結果を期待していたため、「不本意な結果」と落胆した。だが、これが「少年」を対象にした大会では、現在にいたるまで日本史上最高の成績となっている。以後は0勝が5大会、不参加も4大会。もちろん、日本の高校生たちが世界一弱かったわけでは、まったくないが、米ソを中心とした出場意欲の強い強豪国が、10代前半から育成した選手たちの前に、日本の選手たちは、劣勢を余儀なくされたのも確かである。
しかし近年は、日本でも幼児期のエリート育成は着々と発展を続け、井上尚弥のような好選手も現れるようになった。日本は今後、挽回の可能性を十二分に秘めている。
過去の日本人の結果は以下のとおり。
しかし近年は、日本でも幼児期のエリート育成は着々と発展を続け、井上尚弥のような好選手も現れるようになった。日本は今後、挽回の可能性を十二分に秘めている。
過去の日本人の結果は以下のとおり。
第1回大会ライトフライ級準優勝のホン・ドンシク氏は現在、日本でプロの指導に携わっている。
[世界ジュニア選手権時代]
79年横浜大会=市川浩が0勝、東弘樹が1勝、瀬川正義・土口博司が2勝で銅メダル
83年サントドミンゴ大会=0勝
85年ブカレスト大会=0勝
87年ハバナ大会=不参加
89年バヤモン大会=和田基樹が1勝
90年リマ大会=0勝
92年モントリオール大会=0勝
94年イスタンブール大会=不参加
96年ハバナ大会=鶴木優が1勝
98年ブエノスアイレス大会=0勝
00年ブダペスト大会=不参加
02年サンティアゴ・デ・キューバ大会=不参加
04年チェジュ大会=大久保賢児、金沢悠が1勝
06年アガディール大会=不参加
[世界ユース選手権に改名後]
08年グアダラハラ大会=井出羊一が1勝、戸田健樹が2勝
10年バクー大会=井上尚弥が2勝
12年エレバン大会=?
※現在は、15、16才を「ジュニア」と呼ぶ。