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元WBA世界スーパーバンタム級王者、現WBC世界同級6位・下田昭文(帝拳)が14日、後楽園ホールで復帰4戦目のリングに立った。
下田に対するは、メキシコのホープでWBC世界同級22位のウーゴ・パルティダ(22戦17勝15KO3敗2分)。その師であり、殿堂入りも果たしたメキシコの英雄、元WBC世界バンタム級王者カルロス・サラテ氏自らが、愛弟子のセコンドを務めた。
下田に対するは、メキシコのホープでWBC世界同級22位のウーゴ・パルティダ(22戦17勝15KO3敗2分)。その師であり、殿堂入りも果たしたメキシコの英雄、元WBC世界バンタム級王者カルロス・サラテ氏自らが、愛弟子のセコンドを務めた。
セコンドのサラテ氏
タフなメキシカンは、サウスポー下田の左ストレート、右フックをものともせずに強打を振り回したが、それも前半まで。後半は下田が完全に試合をコントールし、計3度のダウンを奪って9回TKO勝ちを治めた。
3度のダウンを奪い完勝!
下位といえどもタフな世界ランカーを相手に試合を支配し、確かな手応えを掴んだ下田。昨年7月の世界陥落から1年が過ぎ、ここまでフェザー級ウェイトでの復帰4戦を、スピードを落とさずに冷静かつ倒す姿勢で勝ち続けている。
試合後の下田
試合後の下田は「前のように行き当たりばったりで戦っていたら倒されていたが、危ないパンチをもらうことも無くなった。目指すボクシングはまだまだだが、あの負けで成長することができた」と、世界敗戦からのレベルアップをアピール。再び世界へ登りつめると誓った。
田中トレーナーとサラテ氏
試合終了後、田中トレーナーがサラテ氏に「下田に足りないものは何か?」と問いかけたところ、サラテ氏は「何も必要ない。下田に必要なのはチャンスだけだ」と答えたという。
あとはチャンスだけ!
メキシコの英雄からも太鼓判を押された下田。最後に同門の西岡利晃が引退を発表した今、帝拳ジムでベルトを守る山中慎介、五十嵐俊幸、そして惜しくも先月王座を失った粟生隆寛とともに、存在感を高めたいと意気込んだ。