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日本ライト級戦線から世界の扉をこじ開けるのは誰か―。27日に東京国際フォーラムで開催されたワールドプレミアムボクシングのリングでWBA世界ライト級10位の三浦隆司(帝拳)と前東洋太平洋ライト級王者の三垣龍次(M・T)が拳を交わした。
左ストレート降臨
1ラウンドに三浦の左ストレートがクリーンヒット。一度は立ち上がった三垣だったが、試合は1分37秒TKOにより速攻で決まった。
三浦隆司
試合後、控え室に戻った三浦は「(あんなに)綺麗に決まることはなかなかないですね。」と笑顔を見せると、倒すボクシングを心がけていたという本人も「まさか1ラウンドで決まるとは思わなかった。」と喜びを語った。「手応えはばっちり。」とダウンを奪った左ストレートの感触を「拳というよりは左腕に抜ける感じ」と表現した。「世界挑戦につながればいいかな。」と笑みがこぼれた。
三垣龍次
一方、敗れた三垣も「ダメージはないです。」と苦笑いを浮かべ「硬かったところでもらってしまった。好戦的に行こうと前に出たときに中途半端なところにいた。」と試合を振り返ると「残念です。」と世界を見据えたビッグマッチをモノにできなかったことを悔やんだが、一からのやり直しを誓った。