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[試合後会見]2012.10.18

芹江匡晋、再起動!!

 17日、後楽園ホールで開催された「DANGAN.61」のメインイベントには、前日本スーパーバンタム級王者"トリックスター"芹江匡晋(伴流)の復帰戦がラインナップされた。
芹江 匡晋
 今年7月、芹江はこれまで6度防衛した日本タイトルを返上し、赤穂ハーモニーホールで東洋太平洋スーパーバンタム級王者・小國以載(VADY)に挑むが、2度のダウンを奪われ黒星を喫している。
 小國戦の敗北から3ヶ月、芹江はカムバックを決意し"聖地"のリングに帰ってきた。
 スーパーバンタム級8回戦で実施された"トリックスター"の再起戦だが、22歳の新鋭・洞平勝賢(C山本)が立ち塞がり、その首を狙い襲い掛かってきた。序盤こそ堅さの見える芹江であったが、ラウンドを重ねるごとに本領を発揮、"伴流スタイル"と呼ばれる独特の動きで試合を支配する。終盤7回、芹江は右ストレートと左フックを突き刺し洞平から2度のダウンを奪い、判定3-0(78-72・79-72・80-71)で勝ち名乗りを受けた。
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 試合後、自らの拳で勝利を演出した芹江が会見を開いた。「正直"ホッ"としている。芹江としては嬉しいが、ボクサーとしては喜んで良いのかな…。7月の敗戦もあるし、今日も身体が動いたのは後半に入ってから。見切りをもっと早くしたかったが…。それでも洞平君に大差判定で勝てて良かった」と勝利を喜び、安堵の表情を浮かべた。
 改めて7月の小國戦を尋ねられ芹江は「小國君は"10回に1回勝てれば良いが、その1回だった"と言っているが…。それは言わないでほしい。あの試合は僕の負けです」とその強さを素直に認めた。
試合後の会見
 最後に芹江は「今日は自分を見つけることができたし、これからは日本チャンピオンの頃の芹江が小さく見えるようにしたい。もう一度、小國君と戦えるなら…。でもこの一勝じゃ追いつけない!!僕は"上"を目指すのが好き。名前のある選手と戦いたいし、誰かが僕の先を走ってくれていた方が良いですね」と強豪達との戦いを熱望し、笑顔を見せた。
自分を見つけることができた!
 芹江は「バンタム級もフェザー級も、強い日本王者がいる」と語り目を輝かせた。
 戦線復帰を果たした"トリックスター"は小國へのリベンジ、そして階級を越えたビッグマッチ実現に動き出すのか…。

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