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高校、大学アマ6冠の上林巨人(竹原&畑山)が26日、後楽園ホールでB級プロテストに臨んだ。
選手としては2年半のブランクがある25歳の上林。日本ランカーの中嶋孝文(ドリーム)がパートナーを務めた3Rのスパーリングテストでは、出だしこそ硬さが見えていたものの、ワンツーからのコンビネーションは冴え、的確なパンチを上下に打ち分け。中間距離からの出入りもよく、バランスの取れた右ボクサーファイターの印象を残した。
選手としては2年半のブランクがある25歳の上林。日本ランカーの中嶋孝文(ドリーム)がパートナーを務めた3Rのスパーリングテストでは、出だしこそ硬さが見えていたものの、ワンツーからのコンビネーションは冴え、的確なパンチを上下に打ち分け。中間距離からの出入りもよく、バランスの取れた右ボクサーファイターの印象を残した。
中嶋 孝文
以前から上林とスパーリングをしていたという中嶋は「右ボディが強烈。間違いなく期待のホープになるでしょう」と高評価。畑山氏も「まだ本来の半分くらいの動きだが、プロ向きの選手。スーパーバンタム級で9月ぐらいにデビューさせたい」と手応えを感じていた。
シャドーのテスト
上林は中学2年からボクシングを始め、広島広陵高校で04年に高校選抜、インターハイ、国体(バンタム級2冠)、国際ユース大会を制し、日本大学では全日本とフェザー級国体で優勝。今年2月までは日大ボクシング部のコーチを務めていたが、年齢的にもラストチャンスと考え、同郷の竹原会長が率いる同ジムでのプロ入りを決めた。
畑山氏、竹原会長と
アマチュア戦績は102戦88勝(47RSC・KO)14敗で、この中には現東洋太平洋スーパーバンタム級王者・小國以載(VADY)との対戦成績1勝1敗も含まれている。
上林巨人(ナオト)
竹原会長から「3年以内に日本王座。5年以内に世界挑戦」とプレッシャーをかけられた上林は、「目標は世界ですが、焦らず一つ一つ勝っていきたい」と謙虚な答え。たが、記者団に早くも渾名を促がされ、"広島の粗大ゴミ"と疎まれていた竹原会長にならい「"広島の生ゴミ"とでも呼んでください」と笑いをとっていた。
テストの結果は明日27日、JBCより発表される。