試合日程 | 試合結果 | 動画ニュース | ランキング | 選手検索 |
25日、後楽園ホールで開催された「角海老ボクシング」のメインイベントは、日本ライト級タイトルマッチが締め括った。
王者"Dave"加藤善孝(角海老宝石)2度目の防衛戦は、日本同級11位・小池浩太(ワタナベ)を挑戦者に迎え撃った。そして両者にとっては3度目の対戦、勝利を掴み、日本最強の証をその腰に巻いたのは果たして…。
王者"Dave"加藤善孝(角海老宝石)2度目の防衛戦は、日本同級11位・小池浩太(ワタナベ)を挑戦者に迎え撃った。そして両者にとっては3度目の対戦、勝利を掴み、日本最強の証をその腰に巻いたのは果たして…。
開始早々にダウンを奪った加藤
王者・加藤が完勝劇を演出した!!鋭い右ストレートで挑戦者・小池から早々にダウンを奪うと、立ち上がる小池にワンツーを浴びせ腰を沈める。ここで追い撃ちの右ストレートを顔面に突き刺し、レフリーストップを呼び込んだ。加藤が1回1分31秒TKOで小池をキャンバスに屠り、日本ライト級王座2度目の防衛を成し遂げると同時に、3度目の対決も勝利を奪った。
無念の小池
日本タイトル初挑戦も、王者・加藤の右ストレートに完敗を喫した挑戦者・小池が試合を振り返った。「右ストレートが効いてしまった。相手に合わせず、自分のペースに持っていく練習をしてきたが…。タイミングを掴めず、出会い頭にもらってしまった」と悔しさを滲ませた。改めてタイトル初挑戦の心境を尋ねられ小池は「今日はいつも以上にリラックスしていた。タイトルマッチという"ワクワク感"が勝ってしまい、"緊張感"が足りなかったのかも…」と無念の表情を浮かべた。
TKO勝利でV2!!
約3年半振りのKO勝利で日本ライト級王座V2に成功した王者・加藤が、控え室で会見を開いた。「調子も凄く良かった。入場前にトレーナーに顔を引っ叩いてもらい気合を入れた(笑)。結果としてそれで吹っ切れたのかも」と笑顔を見せ、挑戦者・小池の印象を求められ「もっとガンガンくると思ったが、小池選手の緊張しているのが分かった。硬くなっていましたね」と冷静に対戦相手の動きを見極められたとコメント。
加藤の会見
会心の試合内容に加藤は「スパーでは全然ダメだった。それでも課題を持って練習に臨んでいた。ジャブ・ワンツーを大事にし、当てたあとにシッカリと詰める。それが試合でちゃんと出せたと思います」とこれまでの練習が結果につながったとし、続けて「入籍して最初の試合でした。ここで僕が負けたら、妻に"ボコボコ"にされるところでした」と笑いを誘った。
秋に予定される指名挑戦試合に質問が及ぶと加藤は「恐らく世界ランキングを持っている三浦(隆司)選手になると思う。本当に強い相手ですが、僕と噛み合うと思いますよ」と強敵・三浦との対戦に意欲を見せた。
秋に予定される指名挑戦試合に質問が及ぶと加藤は「恐らく世界ランキングを持っている三浦(隆司)選手になると思う。本当に強い相手ですが、僕と噛み合うと思いますよ」と強敵・三浦との対戦に意欲を見せた。
加藤ファミリー
王座決定戦、初防衛戦と王者・加藤善孝は勝利を収めるも、不完全燃焼の内容に会見で笑顔は見られなかった。しかしV2戦、加藤は自分自身にとっても、ファンにとっても、誰もが納得するKO勝利でタイトルを守り抜いた。11月9日に予定される3度目の防衛戦、果たして"Dave"が迎え撃つ最強の挑戦者は果たして…。