身長差4.5cm

　世界ミニマム級統一戦まであと5日と迫った15日、WBC王者・井岡一翔(井岡)とWBA王者・八重樫東(大橋)の予備検診が大阪・東京でそれぞれ行われた。

　身長・リーチで勝る井岡に対し、頸周・胸囲・胸圧は前戦から肉体改造した八重樫が上回る。また、脈拍は一般人男性が60〜100/minのところ、井岡が39/min、八重樫が45/minと持久性が求められるトップアスリートの数値を示した。
　コンディションは順調そのものと語る両陣営が、それぞれの会見で決戦に向けての抱負を語った。

<井岡陣営>
■ここまでの調子は?
井岡　順調です。何も問題なくきています。

■身長が1.4cmも伸びてるようですが?
井岡　成長期なんじゃないですかね(笑)。階級を上げることを考えているので問題ないですね。

■リーチが6cm長いということですが?
井岡　数字は特に気にしてないです。まあ、距離感は有利になるでしょうけど、ホントに数字は気にならないです。

■脈拍39/minは驚異的だと思いますが?
井岡　走り込んできましたし、みんなのおかげですね。感謝しています。あとは勝つだけ!

■試合まで後5日間くらいですが?
井岡　あと少しなので気を抜かないようにしたいと思います。
井岡会長　あとはもう勝つだけ!

<八重樫陣営>
■コンディションと今の心境は?
八重樫　体調は全く問題ない。やるべきことを淡々と、しっかりこなしてきた。今は落ち着いています。
大橋会長　全く怪我がなく試合を迎えるのは6年振り。久しぶりに本当の八重樫が見られるはずです。

■どんなテーマで練習を?
八重樫　身体を強くし、スタミナを強化してきた。手応えはある。成果は試合で分かるでしょう。

■リーチ差については?
八重樫　長身とのスパーもこなしてきたので、全く気にしていない。
大橋会長　リーチでは譲るが、一瞬の瞬発力では八重樫が勝っている。

■試合への意気込みを。
八重樫　ここまで順調にきています。このままの状態でリングに上がれば、必ず勝てる!
大橋会長　日本に勇気と感動を与えられる試合になるでしょう!

■井岡検診結果
身長:165.6cm
リーチ:168.0cm
頸周:33.5cm
胸囲:86.0cm
胸圧:20.2cm
血圧:115/71mm/Hg
体温:36.8℃
脈拍:39/min

■八重樫検診結果
身長:161.0cm
リーチ:162.0cm
頸周:37.0cm
胸囲:87.4cm
胸圧:21.5cm
血圧:125/84mm/Hg
体温:36.3℃
脈拍:45/min