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22日、東洋太平洋スーパーミドル級王者・清田祐三(フラッシュ赤羽)が、5度目の防衛戦で初の日本人挑戦者となる同級9位・松本晋太郎(ヨネクラ)を迎え、後楽園ホールで激突した。
注目の国内最重量級タイトル戦は、序盤から王者・清田が左を活かしペースを掴んで行った。
注目の国内最重量級タイトル戦は、序盤から王者・清田が左を活かしペースを掴んで行った。
試合後の両者
足を使い丁寧に左を打ち込む清田に対し、思うように踏み込めずにいた松本も4Rからはステップを刻み、ジャブ・ボディで反撃開始。4Rの途中採点(40-36,40-37,39-37)を聞くと、さらにスピードを上げ清田に襲いかかった。
清田V5防衛
だが、清田の右クロスが角度よく決まると距離が縮まり、清田はここからパンチをまとめ出す。松本は6R以降、右目が塞がり始め、左目尻もヒッティングでカット。7Rも清田の猛攻を凌いだが、ダメージが広がり7R終了後に無念のレフェリーストップとなった。
試合後の松本
試合後、タイトル初挑戦(プロ9戦目)に失敗した松本は「踏み込みが遅かった。途中採点はそんなに開いているとは思わなかった。自分のボディも効いていたはず…。チャンピオンにはパワーがあった」と語り、目を閉じた。
清田、左がよかった
一方、7RTKOと久しぶりの快勝で防衛に成功した王者・清田は「右で倒したかったが、力んでしまった。その分、左は良かった」と試合を振り返り、「久しぶりの日本人対決(4年4ヶ月)に意地を見せた。昨年はメキシコ修行をして世界の差も感じたが、ボクシングの幅は広がったと思う。ボクシングが好きだからモチベーションが落ちることはない」と笑顔を見せた。
拡大写真
世界ランク(WBC15位)にも入り、より狙われる立場となった清田。今後は世界の強豪との対戦も視野に入れ、更なる高みを目指す。