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WBA、IBF、WBO3団体統一世界ヘビー級王者ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)は3日(日本時間4日)、ドイツのデュッセルドルフのエスプリ・アリーナに元世界クルーザー級王者ジャン・マルク・モルメック(仏)を迎えて防衛戦を行った。
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○ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)
4回1分12秒KO
●ジャン・マルク・モルメック(仏)
4回1分12秒KO
●ジャン・マルク・モルメック(仏)
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賭け率は試合2日前になって41対1から19対1に縮まったが、両者の力量差は埋めきれないままだった。
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体格で大きく劣るモルメックはガードを高く上げたスタイルで前進を試みるが、クリチコの左と足に阻まれて目的を果たせない。2回、ワンツーで瞬間的にダメージを与えたクリチコは、さらに浅いながらもワンツーをヒットしてダウンを奪った。
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この回は仕留めることはできなかったクリチコだが、このダウンで試合はさらにワンサイドになった。3回もクリチコが易々と支配し、試合は4回に突入。この回、モルメックは積極的に仕掛けて出たが、クリチコは余裕をもって対処。ほどなくしてクリチコは左ジャブでモルメックのガードを開けておいて右ストレートを叩きつけた。倒れ込むところにさらに左フックがフォローされ、モルメックはダウン。なんとか立ち上がりかけたが、レフェリーはカウントアウトした。
ウラジミール・クリチコ
クリチコの強さだけが際立った試合だった。IBF王座11度目、WBO8度目、WBA(スーパー)初防衛に成功したクリチコは60戦57勝(50KO)3敗。今月25日に36歳になるが、まだまだ牙城は揺るぎそうにない。39歳のモルメックは41戦36勝(22KO)5敗。
※クリチコ対モルメックは今夜7時からWOWOWで再放送の予定