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[試合後会見]2012.3.4

赤穂苦戦、王座の行方は?

 東洋太平洋スーパーフライ級王者・赤穂亮(横浜光)の2度目の防衛戦が、東洋同級15位"関西の刺客"石崎義人(真正)を相手に3日、神戸市立中央体育館で行われた。
 アウェイでの防衛戦となった王者・赤穂。試合は互いに出方を探りながらのスタートとなった…。
石崎は大健闘
 序盤、要所で赤穂の強烈な右フックが石崎のテンプルを捉えるが、次第に落ち着きを取り戻した挑戦者は打たれながらも前に出て、ボディからのコンビネーション、右ストレートを決め始める。
 中盤、焦りを感じた赤穂は大ぶりとも思える左右のフックを放つと、前に出る石崎の闘志に押される場面もあったが、その後は互いに持ち味を存分に発揮し、壮絶な打ち合いが続いた。
赤穂、辛くも王座防衛
 後半に入ると疲れの見えた石崎に対し、赤穂のフックが面白いように入る。しかし、石崎はロープに詰められてもひるむことなくかわし、体を入れ替え接近した状態から右アッパーを決めて行く。ラストは両者気力で戦い、会場は"石崎""赤穂"コールの渦となった。
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 ジャッジは僅差判定2-0(115-114、115-114、115-115)で王者のV2防衛!しかし、大方の予想に反して挑戦者の健闘が光る試合だった。
試合後の石崎
 試合後、2度目のタイトル挑戦に失敗した石崎は「判定に持ち込まれるような展開では勝ち目がないと思っていたのでKOを狙って臨んだ。右のストレートを決めたいと持っていたが連打が出なかった」と試合を振り返った。さらに「右ストレートを当てた後、体が流れてしまう自分の悪い癖が出てしまった」と反省。「相手のパンチは強かったしパワーで押し込まれてしまった」と敗因を分析した。
赤穂V2防衛も…
 一方、2度目の王座防衛に成功した赤穂は「光ジムの看板を背負ってやってるんで、正直プレッシャーも有りました。でも2戦連続で判定じゃね…、実力が出なかった。実力が出ないということは実力がないってこと」と冒頭から反省の弁。次戦を聞かれても「しばらく休んでから考えたい。今は何も考えられない…」と頭を掻いた。記者の油断していた?の問いに「ん〜まあね、でも相手は本当に思っていたより頑張ったよね」と、相手を称え会見を終えた。

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