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[前日計量]2026.9.25

富士山の麓で世界を懸けた決戦! タノンサックvsビセレス

富士山の麓で世界を懸けた決戦! タノンサックvsビセレス

静岡県東部初の世界タイトルマッチ!

 IBF(国際ボクシング連盟)ライトフライ級タイトルマッチの前日計量と記者会見が25日、静岡県庁で行われ、王者のタノンサック・シムシー(26=タイ/グリーンツダ)と挑戦者で同級12位のマーク・ビセレス(30=駿河男児)が計量に臨んだ。富士山の麓で世界のベルトを懸けて拳を交える両者は、ともに一発で規定体重をクリア。決戦に向けて闘志を高めた。

 試合は明日(26日)、静岡・ふじさんめっせ産業交流展示場で開催される「駿河男児Desafio13」のメインイベントで行われ、駿河男児ジムYouTubeチャンネルでライブ配信される。

 日本のジムに所属する選手が静岡県で世界タイトルマッチに臨むのは35年ぶり。静岡県東部では初の世界戦となる。歴史的な一戦を前に両者はガッチリと握手を交わし、好ファイトを予感させた。

マーク・ビセレス(駿河男児)48.6�s
 タイトル初挑戦のビセレスは、ライトフライ級リミットを300g下回る48.6kgでパスした。IBFの赤いベルトを目にすると、「子どもの時からずっとほしかったベルト。明日は夢を叶える日。早く試合がしたい」と、待ち続けた夢の舞台に目を輝かせた。

 タノンサックについて、「頭が良くてパワーがある強い選手」と分析。それでも、「精一杯頑張ってベルトを奪う。静岡は自分にとって故郷」と力を込め、支えてくれた地元の期待を背負ってリングに上がる決意を示した。

「静岡は自分にとって故郷」

 ビセレスは、フィリピンの名門ジムで10年間活動し、世界ランキング入りを果たしたものの、チャンスに恵まれず、一度は引退を決意した。転機となったのは、駿河男児ジムがトレーナーを募集していることをSNSで知ったことだった。前島会長と連絡を取り、2024年12月に来日。新たな環境でボクシングへの情熱を取り戻した。

「前島会長にベルトを!」

 昨年5月にカムバックすると、今年4月にはOPBF東洋太平洋王座を獲得。日本でわずか4戦という驚異的なスピードで、長年追い続けてきた世界タイトルへの挑戦権をつかんだ。引退を決意した男が、異国の地で再び立ち上がり、ついに世界の頂へ手をかける。
駿河男児ジム初の世界王者誕生へ
 前島正晃会長は、「マークは一昨年のクリスマスに来日したが、自分にとってクリスマスプレゼントだった。最初はトレーナーとして来たが、まだまだやる気があったし、世界ランキングも残っていたので、フィリピンの古巣のジムの了承を得て日本で復帰した」と、出会いから世界挑戦に至るまでを振り返った。

 王者を「タノンサック選手は、とてもスタミナがあり、粘り強い」と高く評価しながらも、「ただで終わるつもりはない。作戦は明日のお楽しみに」と不敵な笑みを浮かべた。

 ビセレスが勝てば、駿河男児ジム創設17年目で初の世界チャンピオン誕生となる。
タノンサック・シムシー(タイ/Gツダ)48.5�s
 2度目の防衛戦に臨むタノンサックは400gアンダーの48.5�sでクリア。「ホテルの窓を開けたら富士山が見えて、清々しい気持ちになった。明日はビセレス選手と戦えることに感謝している」と、富士山を望む静岡県富士市での防衛戦に感謝した。

 挑戦者については、「相手はカウンターがうまい良い選手だが、タイと日本でたくさん練習してきた。まったく油断はない」と警戒。引き締まった表情を崩さず、王座防衛へ静かに闘志を燃やした。
タイと日本で240Rのスパーリングを消化
 グリーンツダジム契約選手としてタノンサックをプロモートしている本石昌也会長は、「タイで200ラウンド、日本に来てからも40ラウンドのスパーリングを消化し、万全、盤石に仕上がった」と仕上がりに自信を示した。

 その上で、「ビセレスの映像を見たが強敵。私もタノンサックも1ミリも油断していない。作戦は言えないが、2パターン用意している。どのような形になっても必ず勝つ」と必勝を宣言した。

「作戦は2パターン用意している」

 さらに、「私も興行を開催する者として、地方で世界戦をすることが、いかに大変なことかわかっている。同じ会長として前島会長を尊敬している」と、静岡県東部初の世界戦を実現させた前島正晃会長に敬意を表した。
午後5時30分にゴング
 富士山の麓で開催される歴史的な世界戦。盤石の仕上がりを強調する王者と、第二の故郷から世界の頂を目指す挑戦者が、すべてを懸けて激突する。

 計量後にはルールミーティングが行われ、タノンサックは黒色、ビセレスは白色のウイニング製グローブを使用することが確認された。メインイベントは午後5時30分に開始する。

■検診結果
IBF世界Lフライ級タイトルマッチ
王者:タノンサック・シムシー(タイ/グリーンツダ)
血圧:130/86mm/Hg
脈拍:85/min
体温:36.2℃


挑戦者:マーク・ビセレス(駿河男児)
血圧:129/107mm/Hg
脈拍:83/min
体温:36.3℃

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