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[お別れ会]2026.9.2

ガッツ石松さんの功績を胸に 後楽園ホールで最後のゴング

ガッツ石松さんの功績を胸に 後楽園ホールで最後のゴング

 元WBC世界ライト級王者で、タレントや俳優としても活躍したガッツ石松さん(享年76)のお別れ会が2日、数々の名勝負を繰り広げた後楽園ホールで執り行われた。ボクサーとして、芸能人として、唯一無二の存在感を放った石松さんとの別れを惜しみ、多くのボクシング関係者とファンが集まった。

 主催は、お別れ会実行委員会発起人で元WBC世界ライトフライ級王者の中島成雄氏、浜田剛史・世界チャンピオン会会長(帝拳ジム代表)、ヨネクラジムOB代表の大橋秀行会長、ガッツエンタープライズ。

 会場の祭壇には現役時代の写真が飾られ、赤いカーネーションで作られた「ガッツポーズ」が設置された。リング上には当時のガウンをはじめ、入場時に着用した三度笠と合羽が展示され、石松さんの激闘と人柄を伝えた。

 男女の新旧世界チャンピオン41人が出席し、一般ファンも献花。リング内外で多くの人々に愛された石松さんの功績をたたえ、別れを惜しんだ。

 お別れ会に先立ち、浜田代表、大橋会長、具志堅用高氏が囲み取材に応じ、石松さんとの思い出を語った。

囲み取材に応じて思い出を語った
 石松さんは1966年にプロデビューし、1974年にWBC世界ライト級王座を獲得。5度の防衛に成功した。1978年3月に現役を引退した後は芸能界に転身し、タレントや俳優として幅広く活躍した。

 浜田代表は「石松さんの性格もあるので、明るくお別れしたい。当時、世界チャンピオンになって5度の防衛は快挙。今の選手にそのすごさを伝えたいが、バラエティの印象が強いので、なかなか伝わらない。我々、ボクシング業界の人間からすれば、あれだけの成績を残したので、もっとボクシングを前面に出してほしかった思いもある。ボクシングを引退した後も活躍する姿を見せてくれた最初の人」と、その功績をたたえた。
思い出の数々
 具志堅氏は「急に亡くなったので、今もそばにいるような感じ。沖縄から東京に出てきて、ガッツさんの練習を見て、プロボクシングの厳しさを教えてもらった。歴代の世界チャンピオンの中で、一番長く一緒にいた方。私もガッツさんの活躍を見て、芸能界でやっていきたいと思った。向こうでゆっくり休んでほしい」と、偉大な先輩をしのんだ。
新旧41名の世界王者が出席
 ヨネクラジムの後輩にあたる大橋会長は「ボクシングに対して真面目で、真剣で、最後まで熱い人だった。ボクシングを愛している人だった」と振り返り、昨年、電話で熱い言葉をかけられたことを明かした。

 大橋会長が2010年に日本プロボクシング協会長に就任した際、「プロ野球の名球会のように、ボクシングにも世界チャンピオン会のようなものはできないか」と石松さんに相談。石松さんは2010年に「プロボクシング世界チャンピオン会」を提唱して発足させ、初代会長を務めた。
伝説の男を熱唄
 大橋会長は「大橋ジムに来てくださった時もアドバイスをくれたり、『これで何か食べてね』とお金を出してくれたりと、気にかけていただいた。これから石松さんが望んでいたボクシング界にしていく」と、遺志を受け継ぐ決意を示した。

 2024年に石松さんから2代目会長を引き継いだ浜田会長は、世界チャンピオン会に対する石松さんの思いの強さをあらためて強調した。
天までとどけOK牧場
 リングで世界の頂点に立ち、引退後はテレビを通じてボクシングの魅力を広く届けた石松さん。その功績と熱いボクシング愛は、後輩たちに受け継がれていく。

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