[前日計量]2026.7.31
王座を懸けた真っ向勝負! 川村英吉と渡来美響が静かに火花
日本スーパーライト級タイトルマッチの前日計量が31日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、王者の川村英吉(26=角海老宝石)と同級1位の渡来美響(27=横浜光)が計量に臨んだ。
スーパーライト級注目の一戦は、明日(1日)、後楽園ホールで開催される「DYNAMIC GLOVE on U-NEXT 46」のメインイベントで実施される。
王者の初防衛か、挑戦者の悲願達成か。両者とも静かな表情の中に強い決意をにじませ、決戦を迎える。
今年4月に藤田炎村(31=横浜光)との王座決定戦を制した川村は、今回が初防衛戦。スーパーライト級リミットを100g下回る63.4kgでクリアした。
「チャンピオンになって少しは自信がついた」と心境の変化を口にした王者は、「相手はスピードがありテクニックがある。得意なタイプではないが、自然と自分のペースになる。評価が高い相手に勝ってこそ」と、初防衛戦へ静かに闘志を燃やした。
セミファイナルに出場するOPBF東洋太平洋スーパーライト級王者の堀池空希(24=横浜光)との王座統一戦について問われると、「まだ堀池選手の方が強いが、タイミングが合えばいつでもやりたい。まずは明日の試合。KO勝ちにこだわっているが、何が何でも勝つ。最後は気持ちの勝負になる」と、まずは目の前の防衛戦に集中する姿勢を示した。
一方、2度目のタイトル挑戦となる渡来は、200gアンダーの63.3kgでクリアした。「前回の再起戦は、仕留めに行って決め切れなかったので途中から勝ちに徹した。今回は思い切りいく。持っているもの全てを出して獲りにいく」と、日本王座獲得への強い覚悟を示した。
「持っているものすべてを出す」
昨年3月、当時の日本王者の李健太(30=帝拳)に挑戦したが、9回負傷判定負けで王座獲得はならなかった。初黒星を喫した後は落ち込み、しばらく家から出られなかったという。それでもジムで練習を重ねる中で再起を決意し、「前回のタイトルマッチは日本王座を意識しすぎて、攻めないと獲れないとか、いろいろな感情が入り混じって自分のボクシングが崩れた」と当時を振り返った。
同門の堀池とは東洋大学ボクシング部の後輩にあたり、「切磋琢磨できる仲でプラスに捉えている。どっちが先に世界に行くか」と互いに刺激し合う関係を明かした。
さらに、「プロになった当初から自分の目標は世界チャンピオン。やっと一つ目のチケット(日本王座)を手に入れることができる。確実に獲りにいく」と力強く宣言。穏やかな口調の中にも、自信と覚悟を感じさせた。
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