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[試合後談話]2026.5.10

高知熱狂! 市原涼が凱旋リングで存在感!

高知熱狂! 市原涼が凱旋リングで存在感!

 2025年全日本スーパーバンタム級新人王の市原涼(23=黒潮)が10日、セリーズ高知体育館で開催された「KUROSHIO DYNAMIC FIGHT.42」のメインイベントに出場。フェザー級6回戦で、2025年西部日本フェザー級新人王の佐藤成貴(25=ビッグアーム)と拳を交えた。

 地元・高知に約1年ぶりに帰ってきた市原は、メインイベンターとして大歓声を浴びながらリングイン。全勝全KOを続ける黒潮ジム期待のホープに対し、広島から乗り込んできた佐藤も真っ向勝負を挑み、会場は序盤から熱気に包まれた。
9戦全勝(9KO)
 ジャブを飛ばす佐藤に対し、市原はワンツーを好打し先制。3回、市原は右ストレートでグラつかせると連打で攻勢。ここを踏ん張った佐藤はカウンターを合わせにいくが、市原は冷静に対応。上下の打ち分けでペースを維持した。佐藤はヒッティングで左目上を腫らした。5回、市原のワンツーが決まったところでレフェリーがストップした。
「日本ユース王座を目指す」
 凱旋試合を制した市原は「倒すスイッチを入れて倒し切れなかった選手は初めて。戦績以上に強い選手だった」と佐藤を称えながら、「メインイベンターでプレッシャーはあったが、良いパフォーマンスを見せることができた。勝ててホッとしている」と安堵の表情を浮かべた。

中谷潤人のスパーリングパートナーに抜擢

 3月中旬には世界3階級制覇王者の中谷潤人(28=M.T)のスパーリングパートナーに抜擢され、世界トップレベルの強さを体感。「プレッシャーやオーラがあり、良い経験になった」と振り返った。

 全勝全KOのパーフェクトレコードを更新した市原だが、「KOは狙っていない」と表情は冷静そのもの。昨年の全日本新人王獲得を経て、次なるターゲットには日本ユース王座を見据える。現在の日本ユース・スーパーバンタム級王者は武藤涼太(21=松田)。武藤は今月、WBOアジアパシフィック・フェザー級王座を獲得しており、王座の行方にも注目が集まる。

 高知から羽ばたく黒潮の強打者、市原の存在感はさらに増してきた。
「挑戦した経験を糧に這い上がる」
 一方、敗れた佐藤は「初回にカウンターをもらって二重に見えた。相手はパンチが硬くて冷静だった。連勝を止めることができなかった」と悔しさを滲ませた。

 それでも最後まで食い下がり、気迫あふれるファイトを披露。「試合のオファーが来て、強い相手だからと断るのはボクサーとして違うと思った。結果は出なかったが、この経験には価値がある。ここから這い上がる」と前を向いた。

 広島からは20人の応援団が駆け付け、試合後には一人ひとりに挨拶をして感謝を伝えていた。
高知出身の川ア一斗(黒潮)が2勝目
 高知県出身の川ア一斗(19=黒潮)は、スーパーフェザー級4回戦で中島音(21=斉藤スポーツ)と対戦。初回に右ストレートを浴びてダウンを喫したが、2回以降はジャブでコントロールしながらワンツー、左ボディで巻き返した。頭がぶつかる場面でも集中を切らさず、着実にポイントを奪い返して逆転勝ちを収めた。

 2勝目を挙げた川アは「ダウンしたが、めちゃくちゃ練習してきたので焦ることはなかった。地元で勝つのは最高ですね!」と笑顔。昨年4月、高知で行われたデビュー戦が引き分けだっただけに、喜びもひとしおだった。

 小学1年から中学卒業までサッカーに打ち込んできた川アは、父の勧めで高校入学と同時に黒潮ジムへ入門。「どこまでも高いところまで行きますよ!」と力強く語った。
小川竜司会長(黒潮ジム)
 全試合終了後、黒潮ジムの小川竜司会長は「メインの市原がイメージ通りに戦い、最後はしっかり倒し切ってくれた。今回は拮抗した試合が多く、お客さんにも楽しんでもらえたと思う」と総括。

 さらに、市原の日本ユース王座挑戦も視野に入れながら、12月にも高知で興行開催を予定していることを明かした。

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