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[海外交流戦]2026.4.18

開拓が続く現場へ! キルギスのLUSH事務所訪問

開拓が続く現場へ! キルギスのLUSH事務所訪問

 昨年から、近隣の中央アジア諸国の五輪メダリストたちも招いて、ボクシングと音楽を融合させたイベント「SAIKOULUSH」を開催してきたキルギス。ファウンダーの亀田興毅氏により、今月予定されていた3Days興行の延期が発表され、その行方が気になるところだ。今回は、その現場である首都ビシュケクのLUSHボクシング事務所を訪ね、現地で指揮を執るエグゼクティブディレクター、ヌルスルタン・モイドゥノフ氏に、3Days興行を含めたキルギス・ボクシングの現在地を聞いた。
国際情勢の影響で延期
 4月17日から19日にかけてビシュケク市内で開催予定だった3Days興行について、亀田氏は「国際情勢の急激な変化や、それに伴う様々な影響」から、やむなく延期を発表した。出場選手や関係者、運営面を踏まえた対応で、新たな日程や対戦カードは、今後の状況を見ながら発表される見通しだ。同興行には、ルイス・ネリ(メキシコ)対ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)、亀田京之介(MR)対アドリアン・ロブレド(アルゼンチン)、ダビ・ヒメネス(コスタリカ)対佐野遥渉(LUSH)のWBA暫定スーパーフライ級戦など、注目度の高いカードがそろっていた。
取材に応じたモイドゥノフ氏
 モイドゥノフ氏は、キルギス興行の制作リーダーにとどまらず、キルギス人ボクサーのマネジメントも担いながら、現地での運営を指揮している。今回の延期については「世界的な出来事による影響であり、やむを得ませんでした。私たちは新たな日程に向けて、できることの準備を進めています」と話した。また、これまでの開催については「1回目(昨年7月)のキルギス興行では右も左も分からず、個人で多くを抱える形でしたが、その経験を経て2回目(昨年10月)ではチームとして動けるようになりました。今は1回目、2回目の反省も生かしながら、次に向けた修正ができる段階で、回を重ねるごとに体制は固まってきています」と振り返った。
亀田ファウンダーと国の英雄セイトベク
 これまでにパリ五輪銀メダリストのムナルベク・セイトベク(キルギス)、東京五輪銅メダリストのサケン・ビボシノフ(カザフスタン)、さらにはリオ五輪・パリ五輪の2大会で金メダルを獲得したハサンボイ・ドゥスマトフ(ウズベキスタン)など、中央アジア諸国の五輪メダリストも出場させてきた、このシリーズ。自身もキルギス王者として国際大会でのメダル獲得の実績を持つモイドゥノフ氏は、「暗中模索でやることも多い中で、昔の選手経験を生かして取り組んでいます」と話し、「開催地にいるのは私たちですので、日本側が現場に来られないときは、その分を担わなければなりません」とボクシング愛を示した。
昨年12月に実現したキルギス勢の招へい
 加えてモイドゥノフ氏は、「SAIKOULUSHチームと出会い、昨年末には日本とキルギスの対抗戦として日本に招待していただきました。キルギスのプロボクシングの発展に貢献していただき、とても感謝しています。今後もさまざまなことを学びながら、一緒にキルギスをはじめ、中央アジアのプロボクシングを盛り上げていきたい」とも話している。
6月6日愛知での矢吹V2戦
 キルギスチームは、延期された3Days開催に加え、6月6日に愛知県国際展示場で予定されているIBFフライ級王者・矢吹正道(緑)の防衛戦への連携も想定し、短期間で動きが重なる可能性を踏まえながら、準備を進めている。フロンティア精神あふれる挑戦は今後も気になるところだ。

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