[インタビュー]2026.1.17
大谷新星が覚悟を語る。1000万円トーナメントに挑む理由
1000万円を懸けた一発勝負のトーナメントに、またひとり"覚悟を決めた男"が乗り込んでくる。日本スーパーフェザー級4位・大谷新星(24=真正)。関西でじわじわと頭角を現してきた技巧派ストライカーは、6連勝と勢いに乗るが、言葉の端々から「焦り」を隠さない。
理由は明確だ。「30歳までに世界を狙える位置にいたい」――その強烈な時間への焦乾感は、日々の練習姿勢や生活面にまで及ぶ"無駄な時間"の、そぎ落とし方に表れている。ボクシングに不要なものを徹底して排除し、己の人生のすべてを拳に賭ける。それが大谷新星の現在地だ。
1月30日(金)、後楽園ホールで行われる「スーパーフェザー級1000万円トーナメント1回戦」で、同級6位の木谷陸(25=G大和)と激突する。メキシコ逆輸入の技巧を持つ新鋭を迎え撃つにあたって、大谷は何を思い、何を見据えるのか。覚悟と焦燥、その両方を胸に秘めた24歳の本音に迫った。
■1回戦で木谷選手と対戦します。
大谷 木谷選手じゃなくても、誰がきても強いので、やることは一緒です。そういう大会なので。木谷選手の映像は一度だけ見ました。メキシコ独特のタイミングがあり、強いなと思いましたが、それ以外の感想はわかりません。やってやろうという感じです。
■周りからは、どのような声を聞きますか?
大谷 「東京では評判がいいよ」って。あっ、「そうなんだな」というくらいですね。
■ここ数戦は、ジャブを主体とした丁寧な組み立てが目を惹きます。
大谷 井上さん(井上孝志トレーナー)と取り組んできたことが、少しずつ形になってきました。難しいので完璧にはできていないのですが。
■福井(福井貫太=石田)戦では、リターンの左フックが見事でした。
大谷 あのパンチも、普段から練習したパンチが咄嗟に出たものです。
■大谷選手にとって、井上トレーナーの存在とは?
大谷 師匠です。一度ボクシングを辞めてプロボクサーとして戻ってきて一から教わっています。自分は井上さんしかいないです。
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