[公開練習]2025.12.11
高見亨介の4回KO宣言にレネ・サンティアゴは苦笑。「勝てばいい。方法は問わない」
WBO(世界ボクシング機構)ライトフライ級王者のレネ・サンティアゴ(33=プエルトリコ)が11日、都内ジムで練習を公開した。サンティアゴは12月17日(水)、両国国技館で開催される「U-NEXT BOXING.4」で、WBA(世界ボクシング協会)同級王者の高見亨介(23=帝拳)と王座統一戦を迎える。
サンティアゴは今年3月、岩田翔吉(29=帝拳)を下して王座を獲得。以降、王者としての磨きをかける中で迎える統一戦となる。今回は家族を伴って来日し、公開練習には次男のジェイリエル・サンティアゴ君(9)も姿を見せた。
「再び日本で試合ができることを誇りに思っている」と語ったサンティアゴは、「これまで積み上げてきた練習をベースに、どんな展開でも対応できる準備をしてきた。コンディションは100%だ」と自信をのぞかせた。そして「クレバーに、忍耐強く、経験を活かして戦う」と、老練なスタイルで統一戦に臨む姿勢を強調した。
サンティアゴをサポートするフェリックス・サバラプロモーターは、「高見は右ストレートが良いが、12ラウンドを戦った経験がない。そこで差が出る」と分析。経験面での優位性を強調した。
一方、5日の公開練習で高見は「4ラウンドKO勝利」を宣言。それを聞いたサンティアゴは「きっと早く帰りたいんだね」と余裕の笑みを浮かべ、「私は日本に勝ちに来た。KOでも判定でも勝つ。4ラウンドでKOすると言うなら、やってみなさい」と大人の対応で受け流した。
公開練習では、シャドーボクシング、サンドバッグ、パンチングボールをそれぞれ1ラウンドずつ披露。あえて全力を見せず手の内を隠したが、その長いリーチは存在感を放った。
高見陣営の田中繊大トレーナーは、「今日の動きは軽く流しただけなので判断は難しい」と前置きしつつ、「機嫌が良く、調子も良いのだろう。サンティアゴ本人がSNSを通じて高見に対戦を呼びかけてきたほど。ガチャガチャ来たかと思えば逃げ回るなど、捉えどころがない選手。12ラウンドを戦うつもりで準備しており、スタミナにも不安はない」とコメントした。
経験を積み上げた王者サンティアゴと、新鋭王者・高見の勢い。両者のスタイルがぶつかる王座統一戦は、年末を彩るビッグイベントとして大きな注目を集めている。
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