[合宿情報]2025.12.10
大谷新星が猛暑のタイ合宿で変則スパー三昧

日本スーパーフェザー級4位の大谷新星(24=真正)が11月25日から12月10日まで、タイ・バンコクで約2週間にわたるスパーリング合宿を終えた。目標はただひとつ、来年1月30日(金)の「スーパーフェザー級1000万円トーナメント1回戦」に向けた底上げだ。
灼熱の33℃の中、午前はランニングと基礎トレーニング、夕方は再びランニングとスパーリングを繰り返す日々。心身を徹底的に追い込む“武者修行”となった。
ジム併設の寮で寝泊まりしながら、イラン、デンマーク、メキシコ、オーストラリア、コロンビア、スペインなど多国籍のムエタイやボクサーと拳を交えた。
驚くべきは練習形式だ。4分4ラウンドを、大谷一人に対し相手は2人、2分ごとに交代でリングに入ってくるという変則スパー。その後も、4分6ラウンドのミット打ちが続く。パワー、テンポ、リズム、距離感、すべてが日本とは異なる環境で、大谷は迷いなく実戦感覚を研ぎ澄ませた。
「皆、パワーがあるしスタイルも違う。バンバン攻めてくるし、グローブは16オンスでの練習。これまで経験したことがない形でやっています」。刺激を受けつつも、狙いは明確だ。「ディフェンスとスタミナを徹底的に鍛えている」と手応えを口にする。
対戦相手は、メキシコ仕込みの攻撃力で警戒される同級6位の木谷陸(24=KG大和)。1回戦屈指の好カードとして注目度は高い。「今から試合が楽しみ。ワクワクしている。しっかりと仕上げていく」と、静かに闘志を燃やした。
猛暑のバンコクで得たタフネスと対応力。変則スパーで磨き上げたディフェンスとスタミナが、この大一番でどのように開花するのか。1月30日、リング上でその答えが示される。
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