[前日計量]2025.11.15
金沢決戦! 新人王MVP同士がユース王座を懸け激突
日本ユース・スーパーバンタム級タイトルマッチの前日計量が15日、金沢市内で行われ、王者の武藤涼太(20=松田)と、挑戦者で日本同級8位の山本愛翔(19=カシミ)が無事に計量をパスした。
試合は明日(16日)、石川県産業展示館3号館で開催される興行「拳の嵐」で行われ、YouTube「sakanaチャンネル」にてライブ配信される。
武藤は2023年、山本は2024年の全日本新人王MVP受賞者。同世代の才能が、ついにタイトルを挟んでぶつかり合うこととなった。
初防衛戦に臨む武藤は、スーパーバンタム級リミットを200g下回る55.1kgで計量をクリアした。目の前に立った山本について、「思っていたより大きくなかったので、やりやすいと思う」と冷静に分析しつつ、「ただ、リカバリーして明日は大きくなってくるはず。気は抜けない」と気を引き締めた。
井上拓真(大橋)とのスパーリング
今回は東京、大阪でのスパーリングを敢行し、一流どころと拳を交えた。前WBA(世界ボクシング協会)バンタム級王者の井上拓真(29=大橋)、日本スーパーバンタム級3位の山ア海斗(27=六島)、日本バンタム級6位の西岡伶英(25=川崎新田)など、錚々たるメンバーだ。
武藤は、今年8月2日の試合後に開頭手術を受けて亡くなった元プロボクサーの神足茂利さんと親交が深かった。「計量後のリカバリーや当日のコンディションなど、たくさんのことを教えてもらった。シゲさんに教えてもらったことを証明するためにも、勝ち続けたい」と決意を語った。
これまで全日本新人王、そして日本ユース王座決定戦でも敵地を乗り越えてきた武藤。「場所は気にならない」という言葉には、王者としての落ち着きと覚悟がにじむ。
一方、挑戦者の山本はリミットの55.3kgで計量をパス。身長で6cm高い武藤を見上げながら、「やっぱり大きいですね」と率直にコメントした。
今回が初めてのサウスポー戦となる山本は、「距離感が鍵になる。練習でやってきたことをしっかり出して、倒しにいく」と力強く拳を握った。
「応援団の期待に応える」
さらに明日は40人もの応援団が駆けつけるという地元開催。「ホームでの挑戦なので、期待に応えたい」と、若き19歳はさらなる闘志を燃やした。
同世代で全日本新人王MVPを獲り、勢いに乗るふたり。王者・武藤が技術と経験で初防衛を果たすのか、挑戦者・山本がホームの声援を力に王座を奪取するのか。若き才能同士のぶつかり合いがいよいよ幕を開ける。
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